建て替えに向けて工事が進む渋谷パルコ（渋谷区宇田川町）の仮囲いに10月から、漫画「AKIRA」のコラージュ作品が掲出されている。

公園通り沿いの作品

　同店が出店していた公園通りエリアでは現在、同店と共に区庁舎も建て替え工事を行っているほか、5月には同店に隣接していた「Gapストア」が閉店、11月には対面に位置する「アップル渋谷」が一時休業するなどしている。

　パルコでは建て替え工事期間中のエリアマネジメントの取り組みとして、工事用仮囲いを「アートウオール」として展開し、国内外へ「渋谷文化」の情報発信や同エリアのにぎわいを創出し来街者の増加を図っている。展示するのは、2019年の東京を舞台にした漫画家・映画監督の大友克洋さんの「AKIRA」の世界観を表現したイラストで、これまでにも大友さんと共同制作を行ってきたコラージュアーティスト河村康輔さんとコラボレーションしている。

　5月からティザー作品を掲出していたが、今回正式な第1弾作品を掲出したのは、ペンギン通り沿い（横30メートル×縦2メートル）、公園通り沿い・左手（同約4.2メートル×同約1.8メートル）、公園通り沿い・中央（同約10.6メートル×同約1．2メートル）、公園通り・右側（同5メートル×同約1.2メートル）で、計50メートルにわたり展開している。

　アートウオールの実施は2019年夏ごろまでの予定で、期間中あと2回、作品を入れ替えるという。