恵比寿駅前にカプセルホテル「ドシー」 サウナ併設、セルフ「ロウリュ」も

中央のサウナストーンに客自身が水をかけて「ロウリュ」が体験できるサウナ

中央のサウナストーンに客自身が水をかけて「ロウリュ」が体験できるサウナ

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 恵比寿駅近くに12月16日、カプセルホテル「ドシー(℃)恵比寿」(渋谷区恵比寿1、TEL 03-3449-5255)がオープンした。事業主はヴィエント・クリエーション(港区)、運営はカプセルホテルなどを手掛けるナインアワーズ(同)。

リユースしたカプセルユニットを使う客室フロア

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 カプセルホテル「ナインアワーズ」を手掛ける同社が、睡眠とサウナに特化したトランジットサービスとして立ち上げた新業態。カプセルホテル「シエスタ」を展開していたヴィエント・クリエーションが閉店を考える中、ナインアワーズがリノベーションを請け負った。「ナインアワーズ」は睡眠とシャワーに特化しているが、同所を手掛けるに当たり店舗設計を依頼したスキーマ建築計画の長坂常(じょう)さんの発案でサウナを取り入れたという。

 ブランド名は温度を表す単位から命名。立地柄、旅行や出張時の利用のほか、ITベンチャー企業も多い同エリアでビジネスパーソンの利用も見込む。

 店舗はビルの2階~9階の8フロアで延べ床面積は726.163平方メートル。フロア構成は、2階=受け付け、ラウンジ、3階=男性用サウナ、シャワー、4階~6階=男性用客室、ロッカー(計102室)、7階・8階=女性用客室、ロッカー(計60室)、9階=女性用サウナ、シャワー。店舗は木や赤さび色を随所に取り入れ、客室は従来のカプセルユニットをリユース。Wi-Fiも完備している。

 サウナは「本場フィンランドに倣い」、室内は90度前後に定温管理。熱したサウナストーンに客自身でミント水をかけて蒸気浴を行う「ロウリュ」が体験できるようにする。クールダウンには「清潔感を保つため」にも水風呂ではなくTOTOのシャワー「ウォームピラー」を、15度・20度・25度・30度・常温の温度の異なる冷水で用意する。ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーは、玉の肌石鹸(せっけん)がかねて展開していた「TAMANOHADA006(ミント)」を採用する。

 利用料は、サウナ=最初の1時間は1,000円、以降1時間ごと500円、カプセルユニットとサウナの利用が可能な仮眠=同1,500円、同500円、宿泊=4,900円~。バスタオル・フェースタオル・館内着・スリッパ・歯ブラシ付きで、化粧落とし・洗顔・化粧水・乳液のアメニティーセット(110円)も用意する。

 立ち上げに際し、ヘルシンキのサウナにも足を運んだというファウンダーの油井啓祐さんは「サウナの本質を理解して、日本の技術や品質を融合させることで新しいフォーマットを提案できると思った」と振り返り、「もともと、都市の中で24時間いつでも気軽にトランジットできるサービスを提供したいと考えている。ジムに行くように気軽にリフレッシュする一つとして定着させたい」と意欲を見せる。

 24時間営業。利用可能時間は、サウナ=13時~翌9時、仮眠=13時~21時。宿泊はチェックイン13時、チェックアウト翌10時。

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