アルバルク東京(以下A東京)が12月16日、アリーナ立川立飛(立川市)で栃木ブレックス(同栃木)と戦った。
両チーム最多となる18得点を挙げたジャワド・ウィリアムズ選手
東地区1位のA東京と同地区最下位の栃木の同地区対決となる今節。A東京のホーム戦として今シーズン初めてチケットが完売し3004人が来場した。
攻守で存在感を見せたのはアレックス・カーク選手で、16得点、リバウンド11本とダブル・ダブルの活躍を見せた。今シーズンA東京に入団したカーク選手は、全試合にスターティングメンバーとして出場し全試合で2桁得点を記録している。「チームメートがいてこそ自分の得点につながる。1人の力ではない」と控えめながら、「コート上では自分がトップのプレーヤーだと思ってプレーしている。それを証明するのは普段の練習。おそらく我々のチームが一番ハードワークしている」と自信をうかがわせる。この日は、ダンク5本を決め場内を盛り上げた。「性格はそんなに派手じゃないが、コート上では思い切って見せてやろうと表現する。ダンクはファンもチームメートもエキサイトするので、できる限りやっていきたい」とも。
試合序盤は竹内譲次選手とカーク選手を中心に得点を重ねたA東京。オン・ザ・コート(外国籍選手の出場人数)の数で上回った第2Qは、同Qから出場したジャワド・ウィリアムズ選手が7得点を挙げたほか、スチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)5本とディフェンスから攻撃のチャンスを生み出す場面が多く見られ、43対36とリードを広げて前半を折り返した。
両チームの堅守が見られた第3Qは、両チーム共に得点は10点台にとどまった。最終Qは3ポイントシュートが6本中4本と高確率で決まるなど、オフェンス力が光り28得点を挙げ、86対69で勝利を収めた。
勝因に「ディフェンス」を挙げたA東京ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは、「栃木の切り替えの速い攻めから得点を与えないことと、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスをいかに抑えるかが鍵だった。ほとんどの時間帯でディフェンス面にて主導権を握ることができた」と振り返った。ディフェンスリバウンド8本を取ったカーク選手は「リバウンドが1つの鍵だった。絶対に取られないようにという意識があった」とも。
両チームは今月17日も同所で戦う。