恵比寿駅近くに12月16日、カプセルホテル「ドシー(℃)恵比寿」(渋谷区恵比寿1)がオープンする。事業主はヴィエント・クリエーション(港区)、運営はカプセルホテルなどを手掛けるナインアワーズ(同)。
温度を表す単位をブランド名に付け、サウナと睡眠に特化したトランジットサービスとして立ち上げる新業態。旅行や出張時の利用のほか、ITベンチャー企業も多い同エリアでビジネスパーソンが「短時間で手軽にリフレッシュできる」サービスの提供を図る。
1号店となる恵比寿の場所はカプセルホテル「シエスタ」跡。延べ床面積は726.163平方メートル。客室は162室(男性102室、女性60室)。従来のカプセルユニットをリユースして使い、独自のサウナ設備「ロウリュ」とTOTOのシャワー「ウォームピラー」を導入。店舗設計はスキーマ建築計画の長坂常(じょう)さん、サインとグラフィックデザインはグラフィックデザイナーの廣村正彰さんが手掛け、アドバイザーにはプロダクトデザイナーの柴田文江さんを迎えている。
サウナは「本場フィンランドに倣い」、室内は90度前後に定温管理。熱したサウナストーンに客自身でミント水をかけて蒸気浴を行う「ロウリュ」が体験できるようにする。クールダウンに用意する「ウォームピラー」は、15度・20度・25度・30度・常温の温度の異なる冷水で用意する。ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーは、玉の肌石鹸(せっけん)がかねて展開していた「TAMANOHADA006(ミント)」を採用する。
利用料は、サウナ=最初の1時間は1,000円、以降1時間ごと500円、仮眠=同1,500円、同500円、宿泊=4,900円~。
24時間営業(初日は13時~)。利用可能時間は、サウナ=13時~翌9時、仮眠=13時~21時。宿泊はチェックイン13時、チェックアウト翌10時。