渋谷・神山町に11月22日、牛肉料理店「PECO CISE(ペコシセ)」(渋谷区神山町、TEL 03-6407-1657)がオープンした。経営は畜産業者の大平畜産工業(北海道)。
同社の自社畜産牛「十勝大平牛」のブランディングの一環でオープンした同店。同社は直営レストランを道内に出店する一方で、「広く発信したい」と考えていたことから、都内への出店を決めたという。食の街として知られる中目黒や恵比寿などでも出店を検討していたが、同社取締役の川合万理子さんが、個性的な店が多く駅の騒がしさから離れた同エリアを「気に入った」ことから同所に出店した。コアターゲットは20代~50代の「大人」。店名はアイヌ語で「PEKO=牛」「CISE=家」を意味する。
店舗面積は34.64坪。席数は1階~2階の2フロアに60席を用意。店内は牧場をコンセプトにデザイン。壁面は牧草をイメージした淡いグリーンにしたほか、木目調の家具などを配置し暖かみを演出した。
「全てを使い切る」をコンセプトに、さまざまな部位を使ったイタリアンベースの創作料理を提案する。メニューは、大きめにカットするジャガイモやニンジンなどに煮込んだ肉を添えるポテトサラダ(453円)やヒレ肉のカツレツ(1,922円)、牛ひき肉に玉ネギやセロリなどの香味野菜、赤ワインなどで煮込んだソースのボロネーゼ(1,296円)、リブロースやランプ、サーロインなどのまき焼き(時価)など。「ジュエル」シリーズとして、水あめとカラメルを混ぜたソースでコーティングするヒレ肉のステーキ(2,700円)、ハンバーグ(1,080円)を創作した。
ランチ(一律800円)には、ローストビーフ丼や煮込みハンバーグ定食、ラザニアなどを日替わりで提供。テークアウトにも対応する。客単価は、ランチ=800円、ディナー=5,500円を見込む。
同社のアンテナショップに位置付ける同店。川合さんは「生産者と消費者をつなぐ場になれば」と期待を込める。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~23時。