東急東横線旧渋谷駅ホーム・線路跡地を活用した施設「渋谷ストリーム(SHIBUYA STREAM)」(渋谷区渋谷3)のオフィステナントがグーグル(港区)に決まった。11月17日、明らかになった。
2001年、セルリアンタワー東急(桜丘町)内に日本法人のオフィスを開設し、2010年に現在の六本木ヒルズ内に移転したグーグル。渋谷ストリームへの移転で再び渋谷にオフィスを構えることになる。同社の社員数は1300人を超え、新オフィスには現在の倍以上の人数を収容することができるようになるという。
渋谷ストリームのオフィスエリアは地上14階~35階で、総賃貸可能面積約1万4000坪。車寄せからオフィス直通動線を確保するとともに、都市ガスによるバックアップ電源対応など、災害時の事業継続性にも配慮したスペックを備えるという。「クリエーティブワーカーに選ばれるビジネス環境」づくりを行う同施設は、自転車通勤をサポートするサイクルカフェ(地上4階)や子育てなどのワークスタイルを支援する施設も配置する予定。
2018年秋に開業予定の同施設の敷地面積は約7100平方メートル。地上35階・地下4階、高さ約180メートルの高層ビルで、延べ床面積は約11万6700平方メートル。商業施設(地上1階~3階)やホテル(同9階~13階)のほか、ライブやファッションショーなどに対応するホールを併設。併せて、渋谷川の再生も行う。
入居時期は2019年度を予定。