アルバルク東京に11月15日、股関節の病気で長期療養中の児童・人形櫂世(ひとかた・かいせい)君(7)が入団した。
Bリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ、文京区)の社会貢献活動(CSR)プロジェクト「B.LEAGUE Hope」の一環で、Bリーグのソーシャルレスポンシビリティー(SR)パートナーである日本財団(港区)と協働した取り組み。NPO法人Being ALIVE Japan(世田谷区)が展開する、長期的に治療を必要とする子どもとプロスポーツチームのマッチング事業「TEAMMATES」の第1弾となる。
人形君の背番号は、誕生日の7月14日にちなみ14番。希望するニックネームは「かい」または「かいせい」で、「ダンクシュートとロングシュートをしたい」と意欲を見せる。契約期間は約4カ月で、2週間に1回練習に参加するほか、試合会場でのスタッフサポートなどを行う予定。
ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチは「アルバルク東京は優勝するために戦っていくチームなので、チームの一員としてサポートお願いします」と歓迎の言葉を伝え、キャプテンの正中岳城(しょうなか・たけき)選手は「これから一緒にたくさんのことを経験して、一つひとつ乗り越えて一緒に前に進んでいこう」と呼び掛けた。
アルバルク東京では今シーズン、Bリーグと日本財団の取り組みとして難病と戦う子どもとその家族をホームゲームに招待するプロジェクトを行っている。