表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)で11月8日、クリスマスツリーが点灯した。
同日始まったクリスマスプロモーションの一環。今年のクリスマスイルミネーションはフランス人建築家でデザイナーのエマニュエル・ムホーさんが担当し、「東京の街にあふれる『色』」をインスピレーション源に、アートを取り入れたツリーを企画した。テーマは「100色のクリスマスツリーの森」で、吹き抜け大階段には、スチールパネルで作る高さ70センチの三角すいを重ねた高さ約7メートルの白いメインツリーを設置。周囲には100色の紙で作る三角すいのミニツリー約1500本をつるす。
毎時0分と30分には約3分間の特別演出「EMOTIOALR EFLECTION」を行う。鈴の音に合わせメインツリーが白く輝き、マリンバのリズムに合わせてミニツリーがランダムに光だすとメインツリーが黄色や青などに変化。メインツリーがレインボーカラーで彩られフィナーレを迎える。
イルミネーション制作は初めてというムホーさんは、表参道のケヤキ並木や代々木公園の緑に着想を得て「吹き抜け大階段に『森』を作ろうと思った」と振り返る。「表参道ヒルズの特徴であるスパイラルスロープをぐるぐる歩き回りたくなるような、立っている位置によって色風景が変わるインスタレーションになれば。ぜひいろいろな視点から眺めてほしい」と呼び掛ける。
初日の点灯式には、女優の佐々木希さんが総レースの白いドレス姿で参加。佐々木さんが最後のピースをはめ込みツリーが完成すると特別演出が始まった。演出を見た佐々木さんは「本当にきれいで幻想的で胸が躍った。つい見入ってしまう」とうっとりとした表情を浮かべた。佐々木さんがはめ込んだピースのみ、サンタクロースやトナカイのシルエットがデザインされている。「私がはめ込んだピースだけ柄が入っているので、これを見つけに来てほしい」とも。
結婚してから「家に帰って、1日の出来事を話し合うなど小さな幸せがうれしい」と笑顔を見せ、クリスマスは「プレゼントは贈りたいとは思っている。主人も私も仕事があるので、時間があれば皆で集まってホームパーティーをしたい」と話していた。
点灯時間は11時~23時。12月25日まで。