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ラフォーレ原宿でアートユニットmagma大規模展 手作業にこだわり10年

magmaの(左から)宮澤謙一さんと杉山純さん

magmaの(左から)宮澤謙一さんと杉山純さん

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 ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)6階・ラフォーレミュージアムで現在、アーティストユニットmagma(マグマ)の大型展覧会「magma's -magma 10th Anniversary exhibition-」が開催されている。

新旧、立体・平面などさまざまな作品が並ぶ場内

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 武蔵野美術大学の同級生である杉山純さんと宮澤謙一さんが2008年に結成したマグマ。廃材や電動機器、樹脂などを手作業で組み合わせる作品を得意とし、家具やプロダクト、空間演出、アーティストのミュージックビデオへの作品提供など幅広く手掛けている。

 結成10周年を記念した初の大規模展となる同展。大学の卒業制作として制作したものをバージョンアップした「FUTURE SHOCK」から、実際に使われていた「パ」「チ」「ン」「コ」のネオンサインを使い同展に向け制作した新作「パチンコFUJI」まで新旧の作品が並ぶ。

 エントランス近くには2人がコレクションしている雑貨類や2人のスケッチなど作品の源となるものを展示。そのほか、昨年の茨城県北芸術祭で展示した将棋の駒やオブジェなどあらゆる木製の物を組み合わせたスピーカーシステム「WOODSTOCK」、TOYOTAの広報誌「H2OPE」のために同ユニットとしては「珍しい」透明を基調に制作した「SKULLTON」、「モナ・リザ」をモチーフに樹脂や塗料で制作したシリーズなど、幅広い作品を紹介する。

 会場では、10周年記念作品集(4,860円)やファッションブランド「ケイスケカンダ」とコラボレーションしたワークTシャツ(1万9,440円)、復刻ステッカー(540円)、原宿・明治通り沿いの「トーキョーカルチャートbyビームス」(神宮前3)とコラボした刺しゅうソックス(1,728円)などのグッズを販売している。

 宮澤さんは「(多くの作品を)作ってきたなという感じ」と会場を見渡し、「自分の脳内を見られているような感じでちょっと照れくさい」と笑顔を見せる。「時間もかかるし、けがもする、運ぶ手間などもかかるが触れている感覚、物理的に実感がある」と手作業にこだわり、「パソコン上などではなく生で見てほしい」と来場を呼び掛ける。今後については、「新たな挑戦を続けていきたい。屋外に置くような作品も手掛けたい」とも。

 開催時間は11時~21時。11月5日まで。

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