原宿駅前の「サッカーショップKAMO原宿店」(渋谷区神宮前1)3階に10月5日、スポーツブランド「アディダス」のフットボール(サッカー)商品に特化したフロアがオープンした。
地下1階のリペア&カスタマイズ工房「アディダス クラフトマンセンター」
アディダス ジャパン(港区)は2010年の同店改築オープンに合わせ、地下1階に「アディダスフロア」を設置していたが、今回フロアを移転するとともに、今年の春夏シーズンから掲げている「STADIUM TO STREET」というテーマにフォーカスした初のフロアとしてリニューアル。同ブランドのサッカーカテゴリー商品取扱店の中で国内最多品番を扱うことで世界観を表現する。
アディダスグループが定める「キーシティー」6都市の1カ所である東京の中で、「サッカーの聖地」としても知られる旧・国立競技場がある「伝統と文化」、サッカー日本代表戦後に渋谷駅前(スクランブル)交差点に多くの人が集まるといった「熱量の高さ」の観点で渋谷・原宿エリアを選んだという。
モルタルやスチールの什器などで構成するフロア内にはスタジアムのライトをイメージした照明を設置。モルタルと黒の人工芝で「ストリートとスタジアム」を表現した床にはコートのセンターラインをイメージしたデザインも落とし込んだ。フィッティングルームは選手のロッカールームをイメージしたデザインに仕上げている。
同店では、プロのサッカー選手も着用しているスパイク・シューズコレクション「PYRO STORM PACK(パイロストームパック)」や、1978年にFIFワールドカップアルゼンチン大会からその後5大会にわたって使われたアイコン「タンゴ」を現代版にアレンジしたロゴを使うアパレルコレクション「TANGO」を取り扱う。同コレクションは、スエットやジャージーなどにストリートや流行を取り入れたデザインや、伊サッカークラブ「ユベントス」、スペイン「レアル・マドリード」など、各クラブとのライセンスに基づいたデザインの商品を展開。限定商品もラインアップする。
同フロアのリニューアルに先駆けてオープンした地下1階では、かねて展開しているリペアやカスタマイズなどを受け付ける「アディダス クラフトマンセンター」を引き続き営業している。
営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~)。