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サンロッカーズ渋谷、ホーム開幕節連敗 勝久ヘッドコーチ「重く受け止めている」

第2クオーター、チームをけん引した山内盛久選手

第2クオーター、チームをけん引した山内盛久選手

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 青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で10月8日、サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)と三遠ネオフェニックスの試合が行われた。来場客数は2253人。

ベンチから盛り上げる選手たち

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 昨日に続く開幕節の2日目となったこの日。場内を沸かせたのは今季SR渋谷に入団した山内盛久選手。8点のビハインドを負った第2クオーター(Q)に登場すると、スチール(相手の攻撃中にボールを奪うプレー)からの3ポイント(P)シュートやスクリーンプレーを使ったジョシュ・ハレルソン選手との連携プレーなどで点差を詰める立役者となった。

 ゲームは、ベンドラメ礼生選手の3ポイント(P)シュートで先制するも得点が続かず、序盤から苦しい展開となる。第2Qで3点差に詰め寄ると、第3Qには、満原優樹選手がシュートやアシスト、ブロックショット(シュートブロック)などで存在感を見せた。同点で迎えた最終Q。序盤で4連続得点を許すと、ハレルソン選手やロバート・サクレ選手がインサイドで得点を重ねたが、踏ん張りきれず54対64で連敗を喫した。

 勝久ジェフリーヘッドコーチは「ホーム開幕2連敗をチームで重く受け止めている」と険しい表情を浮かべ、「インテンシティーや気迫、24秒守る精神的なタフネス、ディフェンスでの連携、ディフェンスでもオフェンスでも我慢強さ、足の動く量が足りていない」と反省点を挙げた。SR渋谷はホーム戦が続く。「来週に向けてしっかり準備するので、ファンの皆さんにはまた会場まで足を運んでほしい」と呼び掛けた。

 山内選手は「加入したばかりの中、(ファンの)皆さんにどういう選手か少しわかってもらえたのでは」と手ごたえをうかがわせつつ、「個人としてもチームとしてもまだまだこんなものじゃない」と向上心を見せる。「元々シューティングガーだったので、リングにアタックする姿勢を取り戻しつつある。そこが伸びてくると、自分がしたいアシストがもっと伸びてくると思う。今日は自信につながるゲームだった」と振り返った。

 これまで多くのファンを抱える琉球ゴールデンキングスでプレーしていた山内選手。SR渋谷としての初のホームアリーナは「率直に、もう少しお客さんは少ないのかと思っていたが、思った以上にたくさんの方に来ていただいてうれしかった」と言い、「2日間通して結果を出せなかったので、来週しっかり2勝したい」と意気込んだ。同じく今季SR渋谷に加入した菊池真人選手は「黄色い服を着ている方がたくさんいたが、その中で勝てなかったのは悔しい。来週もホームなので、立て直して2連勝したい」とも。

 SR渋谷は今月14日・15日、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えたホーム戦を予定する。

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