原宿・明治通り沿いに10月6日、「アシックス原宿フラッグシップ」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6804-5263)がオープンした。経営はアシックスジャパン(神戸市)。
2009年、ランニングに特化した国内2店舗目(当時)の直営店として表参道沿いにオープンし、今年2月に閉店した店舗を移転・リニューアルする同店。今年8月、英ロンドンにオープンした店舗に次ぐ複合店として、「アシックス」、スポーツライフスタイルブランド「アシックスタイガー」、アウトドアブランド「ホグロフス」を国内で初めてそろえる。ブランドを複合的に扱うことで女性や若年層とのタッチポイントを増やし、スポーツブランドの大型店が集積するエリアでアピールを図る。
場所は明治通りと竹下通りが交わる交差点に建てられた高層ビルの1階。店舗面積は約672平方メートルで、国内最大となる。店内は、ホワイトを基調に木目調の床や什器(じゅうき)を配置する「明るく開放的な雰囲気」に仕上げ、段差を無くしフロア内をスロープでつなぐことでバリアフリー化。イベントスペースを併設し、ヨガなどの「コト体験」の提供も行っていく。新たな取り組みとしてタブレットPOSレジも導入した。
取扱商品は、「アシックス」=ランニング・競技用などのシューズ、ランニング・トレーニング用などのアパレルウエア、野球日本代表(侍ジャパン)ライセンス商品、五輪・パラリンピックライセンス商品など、「ホグロフス」=ウエアやバックパックなど。「アシックスタイガー」(専用TEL 03-6804-2220)は、大理石の壁面やガードレールを模したディスプレーを配置するなど「ラグジュアリーストリート」をコンセプトに内装を仕上げ、単独店のように見せる。シューズやウエアなど新商品、主力商品をそろえるが、「オニツカタイガー」は扱わない。
オープン記念として、「原」や「HRJ」の文字をデザインに取り入れたTシャツ(5,400円)やトートバッグ(3,780円)などの限定商品を用意。スニーカーショップ「ミタスニーカーズ」とコラボレーションしたランニングシューズ「GEL-KENUN SHINKAI」(1万7,280円)もアシックスでは同店限定の取り扱いとなる。
サービス面では、アシックススポーツ工学研究所と連携し、歩行姿勢や立ち姿などを測定・トレーニングの処方をする女性限定の計測サービス「ASICS FITNESS LAB」(1時間6,000円、30分3,000円)を日本初導入。3次元人体形状計測をしたり色を変えたりしてタイツのカスタムオーダーができる「ASICS Custom Apparel Service」(2万円、配送は注文から3~4週間後)も初めて常設するほか、足形やランニング時の足の運びに応じてシューズを提案する計測サービス「ASICS FOOT ID」、ランニング能力測定サービス「ASICS RUNNING LAB」(フルコース2万1,000円ほか)にも対応。訪日外国人向けに購入した商品が羽田・成田空港で受け取れる「エアポートデリバリーサービス」も用意する。
営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。