渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階クリエーティブスペース「8/(はち)」内のミュージアム「d47 MUSEUM」(TEL 03-6427-2301)で現在、「NIPPONの47人 2017これからの暮らしかた-Off-Grid Life-」が開催されている。
47都道府県をテーマにした同ミュージアムは、工芸や食、ファッション、自然環境など、毎回さまざまなモノ・コトに焦点を当てて47都道府県の特徴を紹介している。
今回は、夫・池田秀紀さんと夫婦ユニット「暮らしかた冒険家」として活動しているクリエーティブディレクター伊藤菜衣子さん、ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターでフリーペーパー「THE FUTURE TIMES」編集長の後藤正文さん、建築家で東北芸術工科大学教授の竹内昌義さんをキュレーターに迎え、多種多様な暮らし方を実践している人を各都道府県1人ずつ紹介し、「未来の暮らしのスタンダード」を探る。
選定基準は、「その土地にあるものを活用している」「活動が広まるほど地域経済が循環し、豊かになる」など4項目。伊藤さん=北海道、後藤さん=東京、竹内さん=山形も出展者として参加している。
そのほか、自家採種できる固定種の種のみを販売している埼玉・野口勲さん(野口種苗研究所)、マルシェ・ダイニング・ゲストハウスの複合店「Chus」を手掛ける栃木・宮本吾一さん、建築建材のリサイクルショップを「ReBuilding Center JAPAN」手掛ける長野・東野唯史さん、愛知で野外フェス「森、道、市場」を主催する岩瀬貴己さん、15歳でコーヒーショップ「HORIZON LABO」を開いた群馬・岩野響さんなどを紹介する。
10月7日と8日には出展者らをゲストに迎えるトークイベントも予定。現在ホームページで参加申し込みを受け付けている。
伊藤さんは「『何でこんな普通のものが展示してあるの』と言われる未来が来たら」と期待を込め、竹内さんは「濃い展覧会。いろいろなことが考えられるのでは」と話す。「いきなりエコハウスを建てるのは大変だけれど、食べるものを変えるなど身近なところから変えていくのでもいいと思う」とも。
開催時間は11時~20時。入場無料。10月9日まで。