原宿・明治通りのコンセプトレストラン「KAWAII MONSTER CAFE(カワイイモンスターカフェ)HARAJUKU」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5413-6142)が12月から、食事付きエンターテインメントショー「MONSTER PALACE(モンスターパレス)」を始める。経営はDDホールデングスグループのバグース(港区)。
2015年、アーティストでアートディレクターの増田セバスチャンさんをプロデューサーに起用しオープンした同店。メリーゴーラウンドを模した大型のステージやキノコやスイーツのオブジェを配置した席などフォトジェニックな店内やカラフルな料理が特徴的。来店客は10~20代が中心で7割ほどが女性で、4割ほどが外国人旅行客だという。
2016年秋から、アーティストのパフォーマンスなどのエンターテインメントショーを行ってきたが、「モンスターパレス」は30~40代の「大人」をターゲットに、食事とショーを連動した新たなコンテンツとして企画。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて「大人の夜の遊び方」の提案を図る。
「モンスターパレス」では、戯曲や物語を題材にしたショーと、その世界観に合わせたフードを提供する。第1弾はウィリアム・シェイクスピアの喜劇「真夏の夜の夢」を題材に、4つのシーンを表現したショーと料理を用意する。
ラインアップは、「妖精の媚薬(びやく)で恋に落ちる瞬間」を鶏卵・キャビア・トビウオの卵の卵3種類で表演したアミューズや、牛肉と馬肉のユッケ、土を見立てたツナとオリーブのソース、クロコダイルの手(食用)を添えて「森の中で迷い混乱する様子」を表現するサラダなど。「男同士の決闘」を表現したロブスターは競技場をイメージした鳥かごに入れてサーブし、「森の中での婚礼」を表現するメインディッシュにはウサギの丸焼きを用意する。ドリンクは、シャンパン、ワイン、スパークリングウオーターなどをフリーフローで提供する。
バグースの営業本部池田航平副本部長は「特殊照明や音響を駆使したパフォーマンスと、それぞれのシーンにリンクした五感に刺激をもたらすよう工夫を凝らしたフードなど、『モンスターパレス』以外では体験することのできない幻想的かつ刺激的なひと時を楽しんでいただきたい」と話す。
チケット料金は、昼公演(2時間30分)が、2人1組=2万4,000円~、4人1組=4万8,000円~、夜公演(3時間15分)が、同=3万6,000円~、同=7万2,000円~。公演は2018年5月までの予定。