サンロッカーズ渋谷が9月17日、初の公開練習を行った。
同チームは昨シーズンのBリーグ開幕に伴い渋谷をホームタウンとし、青山学院大学記念館(=大学体育館、渋谷4)をホームアリーナに使っている。同チームが公開練習を行うのはBリーグが開幕してから初めてのことで、今月29日に開幕するBリーグ2017-18シーズンのシーズンシートを購入したファンが招待された。
約2時間行った練習では、オフェンスフォーメーションやピック&ロール(オフェンスの一種)に対するディフェンス、リバウンドからのオフェンスへ早いトランジション(切り替え)、フリースローなどの練習を行った。今月上旬に負傷がアナウンスされた伊藤駿(たかし)選手、ジョシュ・ハレルソン選手も全メニューをこなしていた。練習開始前後にはストレングスコーチ(スポーツトレーナー)やマネジャーらも含め、コート中央でハドル(円陣)を組んでいた。
練習後勝久ジェフリーヘッドコーチは集まったファンたちに「(SR渋谷が所属する)東カンファレンスはすごくやりがいのあるカンファレンス。皆さんのサポートに応えられるよう全力でやっていくので、一緒に戦ってください」と呼び掛けた。
現在の課題として、「良い部分と課題が見えてきている。いい時と悪い時の差が、まだ激しい。いい部分は見えているが、良くない流れの時に立て直すというところ」を挙げ、「練習では流れの中で選手たちがハドルを組むなどして意思疎通を図るようにしている。自分が練習を止めて言うこともあるが、試合でのタイムアウトの数は限られているし、コート上で選手たちがコミュニケーションを取ることが重要」と話す。
シーズン開幕間まで残り2週間。「ディフェンスができないと目指している早い展開のオフェンスができないので、まずはディフェンスをしっかりやっていきたい」とも。