サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)ベンドラメ礼生選手とアルバルク東京(同A東京)田中大貴選手が9月11日、「B.LEAGUE2017-18シーズン ティップオフ カンファレンス」に出席した。
男子プロバスケリーグとして昨シーズン立ち上がった「Bリーグ」。SR渋谷とA東京は共に渋谷区をホームタウンとしている。この日は、今月29日に2シーズン目が開幕するに当たり、各チームの代表選手らが会見を行った。
SR渋谷は開幕戦を琉球ゴールデンキングス(以下琉球)とアウェーで戦う。ベンドラメ選手は「琉球のファンはリーグトップクラス。その中で勝つことほど気持ちいいことはないと思うので、連勝したい」と意気込む。今シーズンの琉球については、「タレントがたくさん増えたがチームとしてまとまるのに時間がかかると思う。早い段階で、チーム力で勝ちたい」とも。琉球には昨シーズンまでSR渋谷に在籍していたアイラ・ブラウン選手が移籍した。「アイラと戦うことはすごく楽しみ。ブロックされないようにうまくかわしてシュートを決めたい」と闘志を燃やす。
琉球の古川孝敏選手は、SR渋谷を「(ロバート・)サクレ選手らインサイドの選手、アウトサイドも入る選手がいてバランスが取れたチーム」と評しつつ、「焦ることなく目の前のことをいきたい」と開幕を見据え力を込める。
A東京も大阪エヴェッサ(同大阪)とのアウェー戦で開幕を迎える。田中選手は今シーズンのチームについて、「ヘッドコーチが変わり、より激しいプレースタイルに変わっている」と言い、「より激しいディフェンスがチームのカラーの一つになると思うので、開幕戦から出していきたい。オフェンスに関しては全員でボールを動かして全員で得点を重ねるチームになるのでは」と話す。
大阪の熊谷尚也選手は「(A東京は)誰が出てきても要注意。1人ひとりを警戒してやっていきたい」とも。
Bリーグでは今季、「さらに強く骨太に、より魅力的なリーグにしていきたい」という思いを込めて「BUILD UP」をテーマに掲げる。新規ファンの獲得に向け、オリジナルLINEスタンプの販売(9月19日~10月16日)やソニーミュージックと共にVERBALさん(m-flo、PKCZ)をクリエーティブ・ディレクターに迎えたカルチャーブランド「RUN THE FLOOR」発足するなどの取り組みを行う。来年1月14日には熊本県立総合体育館でオールスターゲームを開くほか、シーズンファイナルは横浜アリーナ(日程未定)で行うことも決まった。
大河正明チェアマンは、昨シーズンを「大きな成功を収めたと思う」と振り返りつつ、「本当の勝負はこれから。地に足の着いたクラブになること、選手やクラブの露出が増えることでステップアップできると思う」と期待を込め、「野球、サッカーに次ぐ3大スポーツに育てていきたい」と意欲を見せる。
Bリーグ2017-18開幕戦は9月29日・30日。