渋谷区と津田塾大学が9月8日、「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(通称S-SAP、エス・サップ)」を締結した。
区が昨年4月から推進している同協定は、民間企業や大学などの持つ技術やノウハウを活用しながら、協働で地域社会の課題解決を図るもので、これまでに伊藤園、ボッシュ、シダックスなどの企業9社、青山学院大学など3校と同協定を結んでいる。
津田塾大学は2008年から渋谷区立小学校の英語授業プランの提供や教員研修の実施などで区に協力してきたほか、今年4月には千駄ヶ谷キャンパス(渋谷区千駄ヶ谷1)に総合政策学部を開設。同キャンパスでは、「ワンランク上の英語」「一味違う英語」をコンセプトにした「津田オープン・ユニバーシティ(TOU)」を開講し、地域社会向けの公開講座も予定しているという。
同協定を締結することで相互の連携強化し、教育・生涯学習分野のほか、地域・まちづくり、災害対策、スポーツ振興など、7項目の課題解決に協働して取り組んでいく。