原宿に8月、テイクアウトのロールアイス専門店「MANHATTAN ROLL ICECREAM」(渋谷区神宮前1)がオープンした。
タイの屋台生まれの「ロールアイス」は、氷点下に冷やした鉄板の上で液体からアイスを作り、薄く伸ばし、へらでクルクルと巻いて盛り付けていくアイス。2015年にニューヨークで出店し始め、作る過程などが「インスタ映え」することもあり注目を集めつつある。
愛知・名古屋で焼き肉・ホルモン店「せいご」を5店舗展開する「せいご」(愛知県名古屋市)がマンハッタンロール(神宮前1)を立ち上げ、新規事業として初出店した同店。同社社長が海外視察する中でロールアイスクリームに出合い、「日本でもできる可能性を感じた」ことから国内展開を決めた。「スイーツ=原宿」というイメージで当初から同エリアで出店場所を探したという。
店舗面積は約10坪。店内は木やタイル、黒を基調に仕上げた。アイスを作る鉄板は5台設置し、作っているところも撮影できるようにした。一角にはフォトスポットも用意する。
アイスは、マイナス20度に冷やした鉄板で液状のクリームから作り上げていく。乳脂肪分約20%の「濃厚な」アイスクリームとフルーツを組み合わせるのが同店の特徴。メニューは8種類で、うち1種類は月替わりのシーズナル。一番人気の「ストロベリー&ベリー」をはじめ、オレオやチョコチップを使う「チョコミント」、抹茶パウダーを使い白玉やあずきをトッピングする「グリーンティースイート」などを用意する。価格は一律850円。提供までの時間は約4分半。作りながら話すなどコミュニケーションも重視している。
オープン後は10~20代前半の来店が多く、7割が女性だという。
営業時間は10時~20時。