東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)で9月9日から、スイスの画家・デザイナーのハンス・ルドルフ・ギーガーのドキュメンタリー映画「DARK STAR/H・R・ギーガーの世界」が公開される。
「エイリアン」のクリーチャーデザインを手掛けたことで知られる
1940年にスイスで生まれ、2014年に亡くなったギーガーは、英ロックバンド「エマーソン・レイク&パーマー」のアルバム「恐怖の頭脳改革」のジャケットデザインや、映画「エイリアン」のクリーチャーデザインを手掛けたことなどで知られ、1980年にはアカデミー賞視覚伝達効果賞を受けている。
チューリッヒにあるギーガーの自宅やアトリエで撮影した同作。6歳の時に父親にプレゼントされた頭蓋骨がギーガーの世界の根幹となったことや創作の源泉、「エイリアン」誕生の過程など、ギーガーや妻のカルメン・マリア・ギーガーさん、関係者らの話を通して制作背景や生涯に迫る。メガホンを取ったのはベリンダ・サリン監督。
初日には、ギーガーのアシスタントを務めていたほか、現在はH・R・ギーガー財団の作品管理を担当しているマルコ・ヴィッツィヒさんらを招いたトークショーも予定する。
10月1日まで。