渋谷・井の頭通り沿いのカジュアルファッションブランド「Bershka(ベルシュカ)」の旗艦店「Bershka渋谷店」(渋谷区宇田川町)が9月15日、リニューアルオープンする。運営はベルシュカ・ジャパン(恵比寿西1)。
ベルシュカは、「ザラ」を展開するインディテックス社が1998年に創業したブランドで、現在75カ国に1081店舗を出店。同社の中でザラに次ぐ売り上げを記録する主要なブランドとなっている。国内1号店で旗艦店となる渋谷店は2011年にオープンした。
出店先はパルコが運営する商業施設「ZERO GATE」の1階~4階で、店舗面積は約700平方メートル。今回、2015年秋冬シーズンから世界の新店舗で導入している新しいコンセプト「STAGE」を取り入れた店舗デザインにリニューアルするため、一時休業して改装を進めている。
新コンセプトは「音楽」やコンサート会場のバックステージからインスパイアされたデザインで、ガラス張りのファサードは最上階からつるすチェーンで覆いこれまでとは印象を変える。店内は、打ちっ放しのコンクリートや古材を取り入れた壁、天井からつるすライトやスピーカーで「インダストリアルな空間」や「明るく開放感のある空間」を演出する。
商品をより見やすくディスプレーするため什器(じゅうき)の配置にこだわるほか、今回新たにアクセサリーエリアを設け、シューズエリアには試し履きができる空間も用意。移動可能なファーニチャーやパネルなどの可動什器を取り入れ、シーズンやキャンペーンごとにレイアウトを変えられるようにする。商品のイメージを映すインタラクティブなデジタルサイネージや、LEDパネルを使った動画の上映も行う。
同ブランドのターゲットは10代~20代前半の若年層。露出度が高めの「セクシーカジュアル」なアイテムやトレンド感のある20代前半向けの「Bershka」、ティーン向けの「リラックスカジュアル」アイテムをそろえる「BSK」、スポーティー、キャンパスカジュアルのメンズライン「Man」を展開する。
営業時間は未発表。