8月31日に行われたサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会最終予選で、日本代表が2対0でオーストラリア代表を破り6大会連続6度目の本選出場を決め、渋谷駅前スクランブル交差点にも多くのサポーターが集まった。
オーストラリア代表に勝利すれば日本代表の本大会進出が決まる大事な一戦となったこの日。国内での開催ということもあり、渋谷ではライブハウス「TSUTAYA O-EAST」(渋谷区道玄坂2)でパブリックビューイングが行われたほか、試合を観戦している飲食店なども見られた。
渋谷駅前のスクランブル交差点はW杯日本代表戦後や年末年始のカウントダウン時など多くの若者が集まることで知られている。この日も、多くの警察官が出動しアルミ製の柵で斜め横断ができないように道をふさぎ警察車両も配置。信号機を操作し従来の交差点同様「直角通行」のみにし、渋谷駅前方面からセンター街へは行けないように一方通行にしたほか、警察官らが規制ベルトを持って交差点中央へ侵入させないようにするなどして対応した。
試合は、前半41分に浅野拓磨選手が、後半37分に井手口陽介選手がそれぞれゴールを決め2対0で勝利。試合終了直後から渋谷駅前には多くのサポーターが集まり「ニッポン」「浅野」などのコールが沸き起こったほか、応援歌を歌ったり日本の国旗を振ったり、ハイタッチをしたりするなどお祭り騒ぎに。その様子を動画や写真に収める来街者やメディアも多数見られた。
警察官は拡声器で、横断歩道上で立ち止まらないよう注意するなどしたほか、車の運転手にも安全運転を呼び掛けていた。