代々木公園イベント広場・ケヤキ並木（渋谷区神南2）で9月2日・3日、「渋谷区総合防災訓練～SHIBUYA BOSAI FES 2017～」開催される。

体験できるコンテンツも用意する

　従来の見学型の防災訓練を「フェス」のかたちで「参加型」の防災訓練として行う同イベント。初開催となった昨年は約1万5000人が来場した。今年は「Diversity BOSAI」をテーマに掲げる。

　場内に出店するブースでは防災用品や予備電源にも利用できるアシスト付き自転車などの展示、多目的段ボール家具「ミラクルボックス」の組み立て、AED操作、防災の原稿を読むアナウンスなどの体験、避難指定場所に指定されている代々木公園内の防災施設紹介などを行う。陸上自衛隊は炊き出しのデモンストレーションと炊き出しカレー200食を提供。「シブヤ15のBOSAI体験」エリアでは、起震車での地震体験、応急給水用資器材を組み立て、防災マップの作成、液状化実験、災害時の外国人の視点を見られる「防災VR」など15の体験型コンテンツを用意する。

　ステージでは、安全確保行動を行う「シェイクアウト」をはじめ、長谷部健渋谷区長とキャンドル・アーティストで東日本大震災の被災地復興支援プロジェクト「LOVE FOR NIPPON」を主宰するCandle JUNEさんが渋谷の防災について考えるプログラムや、東急ハンズ渋谷店、渋谷ロフト、東急本店による防災グッズのプレゼンテーション、ペットの防災、非常時の美容などに関するトーク、玄米がゆなどの非常食を食べながら交流を深める「渋谷お隣サンデー」（定員約70人、参加無料、事前予約制）などを展開する。トークイベントはアプリ「UDトーク」による音声認識技術を使い、リアルタイム字幕を用意する予定。

　2日18時～20時には、「LOVE FOR　NIPPON」プロデュースの下、キャンドルナイト「渋谷の灯（あか）り」を開催する。

　開催時間は10時～16時。入場無料。