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サンロッカーズ渋谷・山内盛久選手、小学生にバスケ教室 移籍後初のイベント参加

アドバイスを交えながら小学生たちにバスケットを教える山内盛久選手(中央)

アドバイスを交えながら小学生たちにバスケットを教える山内盛久選手(中央)

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 サンロッカーズ渋谷(以下SR渋谷)の山内盛久選手が8月24日、児童青少年センター「フレンズ本町」(渋谷区本町)でバスケットボール教室を行った。

山内選手と参加した小学生たち

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 オンラインスポーツ教室アプリ「Sporta」を展開するSkyBall(渋谷2)主催の下、区内在住・在学のバスケットボール経験者小学4~6年生などを対象に開いた同企画。山内選手は今シーズン、琉球ゴールデンキングスから移籍した新加入の選手。SR渋谷のホームタウンである渋谷区内でのイベントには初参加となる。

 マネジャーの岡部大河さんと一緒に講師を務めた山内選手が「楽しく元気よくやっていきましょう」とあいさつしてクリニックはスタート。山内選手はポイントガードであることから、ボールハンドリングやドリブルの練習を重点的に実施。ドリブルをつく際は「強くすることで、次の動作に移りやすくなり、相手から取られにくくなる」とアドバイス。レイアップシュートの練習では自らがディフェンス役をするなどコミュニケーションも取りながら進めた。

 休憩中には小学生たちからの質問を受け付け、身長を聞かれた際には「調子がいい時は2メートル30センチくらいあるけど、今は昼なので174センチ」とジョークを交えながら答えるなどして場を和ませていた。教室終了後にはサイン会を開き、写真撮影にも応じていた。

 終わりに「基礎ができてこそ、ドリブルやパス、シュートまで持っていく技術が身に付くと思うので、どんどん練習してほしい」と呼び掛けた山内選手。「沖縄ではクリニックは7年近くやって来たので慣れてはいるが、初めての地でどんな感じかな、という不安は少しあった。純粋にバスケットが好きな子が集まって楽しくやっている姿を見ると、地域は変わっても子どもたちは変わらないという印象を受けた」と振り返った。

 7月中旬に上京しチームに合流したといい、「同級生が6人いるので、すぐチームに溶け込むことができた」と言う。「自分は光を見ないままここまできたので、沖縄(=琉球ゴールデンキングス)の時もそうだったが、雑草魂、自信と負けん気でチームに貢献していきたい」と意欲を見せる。

 出身地である沖縄県外で暮らすのは初めてで、「ホームシックにならないように、あえて忙しくしているが、(百貨店などでの)沖縄フェアを見たり(沖縄の伝統芸能である)エイサーの知らせを見たりすると行きたくなる」と話す。沖縄では車移動が中心だったが、今では電車と自転車を利用していることから「電車の乗り換えが大変」と沖縄県出身者ならではの苦労も。新たなホームタウンとなった渋谷は「人が多い大都会のイメージだった」と言うが、「この周辺のように人情ある落ち着いた雰囲気の街並みもある、2面性を持っている街だと感じた」とも。

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