渋谷区が8月1日、区職員のクールビズを推進するイベント「HOW TO BE COOL!2017」を開いた。
長谷部健渋谷区長呼び掛けの下、2015年度に区職員で「クールビズ推進委員会」を組織し、全庁的にクールビズの推進に取り組んでいる渋谷区。同イベントは、昨年、協働で地域社会の課題解決などを図る「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(通称S/SAP、エス・サップ)」を結んだビームス(新宿区)協力の下、夏季の服装の在り方の提案を図るため開いた。
渋谷区役所では現在、「何を着たらよいか分からない」という職員向けに、渋谷区内の障害者支援施設と桑沢デザイン研究所の学生協力の下誕生した「シブヤフォント」で「SHIBUYA CITY」の文字をプリントしたTシャツとポロシャツを販売している。
イベントでは、ビームスのスタイリストが提案する同アイテムを取り入れたスタイリングを区の職員が着て登場。メンズでは、アンクル丈のパンツにTシャツをタックインする流行を取り入れたスタイルなどを提案。レディースでは、フリルやリボンで「女性らしさ」を演出しつつパンプスで「キレイ系にまとめる」など小物の選び方もアドバイス。LGBTに関する取り組みを積極的に行っていることもあり、ユニセックスなスタイルも披露した。
長谷部健渋谷区長はこの日、ネイビーのポロシャツにカーキーのパンツを合わせたクールビズスタイルで過ごした。同イベントを通して「『ここまでやっていいんだ』というのが伝われば」と話し、「おしゃれをするのは少し恥ずかしいかもしれないが、一歩踏み出すと楽しくなる。背伸びして頑張ってほしい」と職員に呼び掛けた。「渋谷区を23区一おしゃれな区庁舎にしたい」とも。