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スパイラルで「セクシュアル・マイノリティー」テーマの映画祭 12プログラム上映

孤児を養子として育てるゲイカップルを描いた「ファーザーズ」(パラトポル・ミンポーンピチット監督)より

孤児を養子として育てるゲイカップルを描いた「ファーザーズ」(パラトポル・ミンポーンピチット監督)より

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 スパイラル(港区南青山5)3階のホールで7月14日から、「第26回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」が開催される。

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 1992年にセクシャル・マイノリティー解放運動の一環として始まって以降、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」として、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)やインターセクシュアルなど、さまざまなセクシュアル・マイノリティーをテーマにした映画を上映してきた同祭。昨年、25周年を機に同祭の主催団体としてNPO法人レインボー・リール東京(豊島区)を設立し、イベント名も「レインボー・リール東京」に改名した。

 上映するのは12プログラム。長編作品は、孤児を養子として育てるゲイカップルを描き、さまざまなタイの映画賞にノミネートされたファミリードラマ「ファーザーズ」(パラトポル・ミンポーンピチット監督)や、NYで独自のパーティーシーン「キキ」を形成している有色人種のセクシュアル・マイノリティーの若者たちを4年間にわたって撮影した作品で、昨年ベルリン国際映画祭でテディ賞最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した「キキ-夜明けはまだ遠く-」(サラ・ジョルディノ監督)、女優・東ちづるさんが企画やキャスティング、プロデューサーを務め、ピーターさんやはるな愛さんなどの著名人や活動家などセクシュアル・マイノリティーの人たち40人以上をインタビューした記録映画「私はワタシ~over the rainbow~」(増田玄樹監督)など。

 「QUEER×APAC~APQFFA傑作選2017~」は、アジア・太平洋地域でのLGBT映画の支援・振興を目的に設立されたAsia Pacific QueerFilm Festival Alliance(APQFFA)に加盟する映画祭が推薦する短編上映するプログラムで、パキスタンや韓国、オーストラリアなどで製作された6作品を日本初上映。一般公募による日本の短編作品6作品を上映するプログラム「レインボー・リール・コンペティション」では、来館客の投票でグランプリを決める。

 鑑賞料は、1回券前売り=1,400円、当日=1,700円ほか。日本語以外の作品には字幕が付く。今月17日まで。

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