東急田園都市線で7月11日から、平日朝6時台の臨時特急列車「時差Bizライナー」が8日間限定で運行される。
都が実施する、朝の通勤ラッシュ緩和プロジェクト「時差Biz」(今月11日~25日)と連動するもので、同社が展開する取り組み「グッチョイモーニング」の一環。
同社では田園都市線の混雑緩和を「重要課題」として挙げ、10年以上前から混雑緩和に向けて便の増発や準急列車の運行開始などに取り組んできたが、同線で最も混雑する池尻大橋駅~渋谷駅間の1時間(7時50分~8時50分)平均混雑率は184%(2015年度、国土交通省の鉄道関係統計より)で、2010年度以降は180%台で推移しているという。
「時差Bizライナー」は中央林間駅発・東京メトロ半蔵門線押上駅行きで運行する。6時4分に中央林間駅を発車し、長津田駅(6時14分発)、あざみ野駅(6時21分発)、溝の口駅(6時29分発)に停車し渋谷駅には6時43分に到着する。以降、東京メトロ線内は各駅停車として運行し、押上駅には7時15分着となる。
同列車の運行で、オフピーク通勤を推奨し混雑緩和を図るとともに、スマートフォン向けアプリ「東急線アプリ」を活用しているオフピーク通勤客には、ローソンでの割引やスポーツ施設で使えるクーポンなどを配信し、「朝活」の推進を図る。
運行は今月21日までの平日(11日~14日、18日~21日)。