東急プラザ表参道原宿(渋谷区神宮前4)3階のポップアップスペース「OMOHARA STATION」に7月7日、一口タイプのチョココーティングアイス「ピノ」をデコレーションできる「pinofondue cafe(ピノフォンデュカフェ)」が期間限定オープンする。
森永乳業が1976(昭和51)年に発売した同商品。口を開けた形から着想を得た円すい台のアイスクリームで、溶けて型崩れしないように全体をチョコレートでコーティング。商品名は、イタリア語で「松ぼっくり」を意味する「pino(ピノ)」から命名している。
同社の調査で、20代など特に若年層で同商品の認知度や実食率、純粋想起率が減ってきている結果が出たことから「ブランドを体験できる場所」として、2015年から夏に限定出店している同カフェ。昨年はメインターゲットの10代後半~20代前半の女性を中心に、家族連れなど42日間で約3万9000人が来店したという。今年は55日間で4万7000人の来店を目指す。
店内には42席を用意。木目の椅子やテーブルを配置しブランドカラーである赤や白を基調随所に取り入れている。
メニューは、チョココーティングしていないピノアイス、チョコレートソース、マシュマロクリーム、ハート形チョコなどのデコレーションアイテム「チャーム」などをセットにした「ピノフォンデュ」(1セット400円)のみ。今年は「ピノジェニック」をコンセプトに、写真に撮って記録に残したくなるような体験の提供を図り、タルトカップやビスケット、アイスをのせる皿、ランダムで白か茶のいずれかを付けるチョコペンも用意した。
選べるのは、アイス玉=チョコ・抹茶・グレープの中から2種類(各2粒でバニラを加えた計6粒)、チョコレートソース=宇治抹茶チョコレートまたはグレープチョコレートのいずれか1種類(別途セサミスイートチョコレートが付く)、トッピング=カラフルチョコチップ・アラザン・ドライフルーツなど6種類から2種類。組み合わせパターンは180種類に上るという。
同社営業本部マーケティングコミュニケーション部リーダーの村上友香さんは「メッセージを書けるようにするなど楽しみ方が広がったので、3年目の方でも楽しんでいただけるのでは。撮った写真をSNSにアップして、皆さんで思い出を共有してもらえれば」と呼び掛ける。今後も消費者とリアルにコミュニケーションを取れる施策は続けていくという。
営業時間は11時~21時。8月30日まで。