シアター・イメージフォーラム(渋谷区渋谷2、TEL 03-5766-0114)で7月1日から、アーティスト集団「ザ・レジデンツ」のドキュメンタリー映画「めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー」が公開される。
巨大な目玉のマスクに、タキシード、トップ・ハット姿で知られる同グループ。1966年ごろに米ルイジアナ州で結成し、1974年にデビューアルバム「ミート・ザ・レジデンツ」を発売。初期のミュージックビデオはニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されている。今年3月には、1985(昭和60)年以来32年ぶりとなる来日公演を行った。
同作はアーカイブ映像と関係者へのインタビューを中心に、活動40周年を記念したツアーの模様を通して同グループの謎に迫る。同グループのマネジメントを担当するホーマー・フリンさん、同グループの目玉マスクとシルクハットをデザインしたマーク・シーゲルさん、米バンド「プライマス」のベースでリードボーカルのレス・クレイプールさん、「ザ・シンプソンズ」の原作者マット・グレイニングさん、米コメディアンで同バンドのツアーでナレーターを担当した経験を持つペン・ジレットさんらが出演する。
メガホンを取ったのはドン・ハーディー監督。ドキュメンタリー製作会社KTF Filmsの共同設立者で、児童虐待で人生が変わった家族を描いたドキュメンタリー「Witch Hunt」(2008年)、テロの犠牲者をテーマにした「Love Hate Love」などを制作した。日本では、「めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー」が本格的な劇場初公開作品となる。
会場には期間中、「目玉」をフィーチャーした「めだまろん」グッズが入ったガチャマシン(1回300円)を設置する。初日は、13時10分の回上映後、同グループのファンを公言している音楽評論家の湯浅学さんらを招いたトークイベントを開く。