男子プロバスケ・Bリーグ2017-18シーズンの開幕対戦カードが6月26日に発表され、サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)は琉球ゴールデンキングス(琉球)と対戦することが決まった。
昨年9月に開幕し、今年5月に初年度を終えたBリーグ。各チームは現在、来シーズンに向け選手たちとの交渉を進めている最中。2季目となる来シーズンは、初年度より1週間遅い9月29日に開幕する。
初年度同様、アウェー開幕となるSR渋谷。リーグの中でも琉球は熱狂的な応援で知られることから、SR渋谷のベンドラメ礼生選手は「ホームアリーナの雰囲気が琉球の強さの1つ。独特の雰囲気にのまれないことが大事」と警戒しつつ、「琉球のファンの方々には申し訳ないが、静かにしてもらう時間帯が増えるかもしれない」と挑発。対して琉球・岸本隆一選手は「絶対静かにさせない」と応戦。続けて、「ホームで開幕を迎えられるのはありがたい。応援しようと思ってもらえるよう良い試合をすることと、今年のキングスは違うぞと印象つけられるように戦っていきたい」と意気込んだ。
昨シーズンは2戦1勝1敗という戦績だった両チーム。岸本選手は昨シーズンのSR渋谷を「各ポジションにスコアできる選手がいて、対策していてもやられる部分があった」と振り返り、「いかにダメージを食らわずに自分たちがやりたいバスケットを貫けるかがシーズン通して大事」と話す。ヘッドコーチを筆頭に選手7人が入れ替わる琉球にベンドラメ選手は「選手が多く入れ替わる琉球に勝つことで今年の渋谷がどれだけできるかを証明できるのでは」とも。
昨シーズン終了後、2週間ほど福岡の実家に戻りリフレッシュしたというベンドラメ選手はこの日、右サイドにそり込みを入れた新しいヘアスタイルで登場。8月中旬に開催される「ユニバーシアード競技大会」に向けてアンダー24の代表候補として強化合宿が始まっている。「合宿のおかげで少しずつコンディションも上がってきている。(シーズン開幕に向け)良い調整ができると思う」と手ごたえうかがわせる。初年度の「新人賞」に輝いたこともあり、今年は「MVPを狙う」と公言し、「そのくらいの気持ちがないとチームも勝てないし、リーグを引っ張る選手になれない」と高みを見据える。
「今シーズンは面白い試合、接戦、タフなゲームが続くと思う。乗り切るにはホームでの声援が必要。もし負けても『ファンのために(勝ちたい)』というモチベーションになるので、応援に来ていただきたい」と呼び掛けた。
来シーズンのレギュラー戦は変わらず60試合だが、自地区は6戦総当たりの30試合、交流戦は2回総当たり+6試合の30試合に変更し、自地区戦と交流戦の時期は混在させる。地区分けも変わらず東・中・西の3地区制で、SR渋谷とA東京は共に東地区に所属。同地区には、初年度優勝した栃木ブレックス、準優勝した川崎ブレイブサンダース、今年のオールジャパン(天皇杯)を制した千葉ジェッツ、リーグ最年長・折茂武彦選手擁するレバンガ北海道が名を連ねる。
同じく渋谷区をホームタウンとするアルバルク東京(A東京)は、9月30日・10月1日に大阪エヴェッサとのアウェーで開幕し、翌週9日・10日に新潟アルビレックスBBを迎えてホーム初戦を迎える。