渋谷駅東口の14番出入り口が移設され、6月18日、供用が始まった。
2度目の移設となる同出入り口は、2008年の東京メトロ副都心線開業とともに設置された出入り口で、副都心線・東急東横線とJRとの乗り換え経路の一つとなっている。現在駅周辺で進む「渋谷駅中心地区基盤整備事業」の一環で、2012年に当初の場所から南側に移設されたが、エスカレーター1基と階段のみで、地下3階の地下鉄改札口から地上に上がるまでに複数回の折り返しがあった。
利用客から「不便」との声も上がっていたことから、乗り換え導線改良のため再度移設された。新しい14番出入り口は、以前の場所から約15メートル南側に移動し、直線で約25メートルの上下方向別のエスカレーター2基と階段(80段)を設置。今回の移設・改良により地下3階から地上までの距離は約13メートル短縮された。旧14番出入り口は囲いで封鎖し、年内に解体する予定。
新しい14番出入り口も仮設で、同出入り口周辺を含め現在進んでいる「渋谷駅街区開発計画」東棟の工事でエスカレーターを増設、エレベーターを新設して地下と地上をつなぐ縦導線「アーバン・コア」が供用開始されるまでの運用となる。