渋谷区ふれあい植物センター(渋谷区東2、TEL 03-5468-1384)で6月15日、ホタル観賞会「ホタルの夕べ2017」が始まる。
2005年の同センター開園以来毎年開催している同企画は今年で13回目。初年度の来場者数は約2500人だったが、以降来場者が増えて2010年には7000人以上を記録。昨年は5日間で延べ1万165人が来場した。
同センターではかねてゲンジボタルとヘイケボタルを飼育していることから、鑑賞会でも一度に2種のホタルを見られるのが特徴。1階の温室「グリーンガーデン」で放し飼いにしているゲンジボタルを、同室内「ホタルの郷(さと)」でカーテン越しにヘイケボタルを、それぞれ見ることができる。
飼育しているホタルとは別に、園内には初日に700匹、期間中17日に500匹の計1200匹(ゲンジボタル800匹、ヘイケボタル400匹予定)を放つ。園内は暗幕を張り暗くするが、観賞会開始直後など外が明るい時間帯はヘイケボタルのみで、日没後にゲンジボタルが見頃を迎える。園内には幼虫のエサとなる巻き貝「カワニナ」なども展示している。
例年土曜・日曜を中心に来園があり、昨年は最も長くて約80分待ちの行列ができたという。最も混雑するのは両種が光る19時前後で、鑑賞会開始直後が比較的に並ばずに入園できるという。
開催時間は17時30分~21時(最終入場は20時15分)。入園無料。今月18日まで。同センターでは、カメラや光を発する物、虫よけスプレーは使えないなどの注意を呼び掛けている。