渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)7階のカフェ&レストランフロア「TABLE7」に6月7日、チーズ料理ダイニング「Cheese Kitchen RACLER(チーズキッチン・ラクレ)」(TEL 03-6433-5404)がオープンした。経営は飲食店経営を手掛けるMYU(神宮前5)。
同社が昨年オープンしたチーズとワインを中心としたビストロ「Den日比谷」が、30~40代の女性を中心に来店があることから、20~40代の女性をターゲットにしている同館に「マッチするのでは」と出店を決めた。商業施設であることなどからランチにも注力したダイニング業態として新たに開発。店名の「RACLER」はフランス語で「削り取る」という意味で、看板メニューに位置付けるラクレットチーズに着想を得た。
店舗面積は57坪、席数は85席。「入りやすさ」を意識したという店内は木目を基調に「落ち着いた雰囲気」に仕上げた。深いブルーをアクセントで取り入れ、一角にはイラスト化した製造工程を描く黒板など、チーズに関するディスプレーも行う。
メニューは、ベーコンなどの肉やジャガイモなどの野菜に、専用のオーブンで温めたラクレットを客のテーブルでかける「盛り合わせラクレット スキレットDish」(2180円)や、チーズフォンデュ(1,058円)、凍ったブルーチーズを削りかけるサラダボウル(1,134円)、チーズとデミグラスソースをかけ、スキレットで提供するハンバーグステーキ(1,728円)など。同館内にも店舗を構えるチーズ店「渋谷チーズスタンド」とのコラボメニューとして、同店のモッツァレラチーズと桃のカプレーゼ(1,058円)なども用意する。
注力するデザートは季節ごとにテーマを変える。ピーチをテーマにする今夏は、カシスシロップをかけるチーズソフトクリーム(734円)、見た目がパフェのようなチーズソフトクリームのショートケーキ(864円)などをラインアップ。ランチ(15時まで)には、チーズカルボナーラ(1,404円)やハンバーグステーキ(1,836円)などを、ドリンク・チーズフォンデュ・パンビュッフェ付きで提供する。想定客単価は、ランチ=1,300円~1,400円、ディナー=3,800円~4,000円。
同社経営企画本部経営企画部スーパーバイザー野澤隆一さんは「チーズ料理の新しい食べ方を発信していければ」と意欲を見せ、「本格チーズ料理を追求しているので、他店との違いを楽しんでいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~23時30分(日曜は23時まで)。