渋谷Bunkamuraで「トランス=シベリア芸術祭」開催へ バレエ3作上演

来日した(左から)ワディム・レーピンさん、スヴェトラーナ・ザハーロワさん、デニス・ロヂキンさん

来日した(左から)ワディム・レーピンさん、スヴェトラーナ・ザハーロワさん、デニス・ロヂキンさん

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 渋谷「Bunkamuraオーチャードホール」(渋谷区道玄坂2)で今秋開催される「トランス=シベリア芸術祭 in Japan 2017」の記者会見が6月5日、開かれた。

昨年イタリアで初演した「アモーレ」

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 ロシア連邦政府が進める文化プロモーション「ロシアン・シーズン」の一環として開催する同イベント。

 「シベリア横断」という意味のイベント名は、総監督を務めるバイオリニストのワディム・レーピンさんが「芸術を『旅』と考え、東西の懸け橋にしたい」という思いを込めて命名。2014年にシベリアで始まり、日本では昨年初開催した。

 今年は、レーピンさんの妻でロシアのバレエ団「ボリショイ・バレエ」のプリンシパルであるスヴェトラーナ・ザハーロワさんをフィーチャーした2作品を上演する。「パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers」では今年もレーピンさんとザハーロワさんが共演し、サン・サーンス作曲.、ミハイル・フォーキン振り付けの「瀕死の白鳥」などを披露する。

 日本初演となるのは、ザハーロワさんが振付家3人とコラボレーションしたセルフ・プロデュース作品「アモーレ」。ザハーロワさんと同じく同バレエ団プリンシパルのデニス・ロヂキンさんと共に「大人の悲恋」を表現する「フランチェスカ・ダ・リミニ」、ザハーロワさんと男性ダンサー5人がえんびの衣装で音符となってコミカルに踊る「ストロークス・スルー・ザ・テイル」などの3本立てとなっている。

 会見に出席したザハーロワさんは「『アモーレ』は、百聞は一見に如かず。見てもらった方が早い。『パ・ド・ドゥ』は昨年公演時から追加した部分や削った部分があるので新しい作品と見てもらえるのでは」と話し、ロヂキンさんは「世界中のスターが来日しているので、日本の観客は厳しい目を持っている。高いレベルでできるよう努力したい」と意気込んだ。

 公演は、アモーレ=9月26日・27日、パ・ド・ドゥ for Roes and Fingers=同29日。鑑賞料は、S席=1万7,000円、A席=1万3,000円、B席=9,000円、C席=6,000円。一般発売は今月30日から。

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