渋谷・井の頭通り沿いに5月26日、中規模商業施設「HULIC ＆New（アンニュー）SHIBUYA」（渋谷区宇田川町）がオープンした。運営は不動産大手のヒューリック（中央区）。

最上階のタイ料理店「Asian Table UDAGAWA」

　「アンニュー」は同社初の自社開発「都市型中規模コンパクト商業ビル」で、ブランド名は「新しい（New）サービスと商品を提供（＝付加、＆）できる場所」という思いを込めて命名した。

　場所は、複合施設「渋谷BEAM（ビーム）」の隣の角地。敷地面積は282.46平方メートル。地下2階・地上10階で延べ床面積2016.43平方メートル。街中での「存在感」を意識した外観は積み木を重ねたようなデザインで、各階に小規模のテラスを配置することで緑を取り入れている。30代の女性客の利用を中心に見込む。

　テナントは11店舗。地下には、まつげエクステ店「アイデザイン」（TEL 03-6416-5504、11時～22時）と、石橋楽器店初の管楽器専門店「イシバシ楽器渋谷EAST管楽器専門店」（TEL 03-5728-0251、11時30分～20時30分）が出店し、路面にはアイウエア「ジンズ」（TEL 03-3464-8070、10時～21時）が2フロアから成る旗艦店を展開。

　地上3階は、しゃぶしゃぶを中心とした鍋と飲茶のレストラン「MKレストラン渋谷井の頭通り店」（TEL 03-6416-1126）が渋谷初出店。店舗面積は58坪で、席数は80席。牛・豚・鶏肉や野菜10種類、鍋具材30種類以上が食べ放題のしゃぶしゃぶ（ランチ1,923円、ディナー2,355円）、しゃぶしゃぶと飲茶27種類の食べ放題（同2,355円、同2,787円）などを提供。客単価は2500円。営業時間は11時～23時。

　同4階の肉バル「N9Y（エヌキューワイ）」（TEL 03-6809-0445）は96席を用意。ビール缶に丸ごとのせる鶏をオーブンで焼く「ビール缶チキン」（1,923円）、若姫牛のなどを肉料理、クラフトビールを中心にそろえる。客単価は、ランチ＝1,000円、ディナー＝4,000円。営業時間は、ランチ＝11時45分～14時30分（土曜・日曜・祝日は15時まで）、ディナー＝17時～24時（金曜・祝前日は翌3時まで、土曜は15時～翌3時、日曜・祝日は15時～）。

　同5階の「薩摩牛の蔵 渋谷店」（TEL 03-5784-1729）は、鹿児島のA5等級黒毛和牛「4％の奇跡」を提供する焼き肉店。店舗面積は48.17坪、席数はテーブル14卓で56席。コース（6,800円～）やカルビやロースなどの盛り合わせ「牛の臓盛」（2人前5,184円～）、カルビ（1,383円）、ホルモン3種盛り（2,009円）などをそろえる。客単価は8,000円前後を見込む。営業時間は17時～23時（金曜・祝前日は翌3時まで、土曜は11時～翌3時、日曜は11時～23時）。

　同7階は和食店「こだわりもん一家渋谷店」（TEL 03-6427-8613、17時～24時）で、カウンターや掘りごたつ席など75席を用意する。8階は吉祥寺などに店舗を構えるもつ鍋店「もつ吉」の姉妹店で京都の食材と和牛料理専門店「もつ吉 渋谷店」（TEL 03-6416-5236）。席数は55席。生食用の肉を使ったハンバーグ1,200円」などを提供する。客単価は5,000円。営業時間は17時～翌2時。

　六本木に出店しているイタリアン「IL Ritrova（イル リトローボ）」（TEL 03-6712-7420）はメニューなどを一新して出店。店舗面積は37坪で、席数は57席。4種類から選べるピザにサラダやスープが付くピザランチ（1,000円）は、連日15食限定で、500円で提供する。営業時間は、ランチ＝11時30分～15時、ディナー＝17時30分～24時（土曜は11時30分24時、日曜・祝日は11時30分～23時30分）。

　最上階のタイ料理店「ASIN TABLE UDAGAWA」（TEL 03-6712-7730）は、渋谷肉横丁などに出店している「ダオタイ」のシェフ、インソンさんが監修。席数は54席。ナンプラーとニンニクの甘辛いタレに1日漬け込んだ「大山どり」のガイヤーン（焼き鳥）、ガイサップ（蒸し鶏、2分の1羽1,814円～）など、化学調味料を使わないタイ料理を提案する。客単価は4,000円ほど。営業時間は17時～24時（土曜・日曜・祝日は12時～）。

　同6階のカフェバル「DRAEMON MEAT BANK（ドラエモン ミートバンク）」は今月27日にオープンを控える。