パルコは5月17日から、建て替えに向けて工事が進む渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)の工事仮囲いを、アートウオールとして活用する。
同店が出店していた公園通りエリアでは現在、同店と共に区庁舎も建て替え工事を行っているほか、今月7日には同店に隣接していた「Gapストア」が閉店するなどしている。パルコは、建て替え工事期間中のエリアマネジメントの取り組みの一環としてアートウオールを展開、情報発信することで同エリアのにぎわいを創出し、来街者の増加を図る。
現在展示する作品は、漫画家で映画監督の大友克洋さんの「AKIRA」のイラスト。これまでにも大友さんと共同制作を行ってきたコラージュアーティスト河村康輔さんとコラボレーションし、2019年の東京を舞台に描く。第1弾として2カ所に掲出したのは、「A.D.2019」の文字と共にバイクにまたがった主人公・金田正太郎の姿(縦2.1メートル×横1.5メートル)。時期などは未定だが、今後作品は増えていくという。
アートウオールの実施は2019年夏ごろまでを予定。