渋谷区をホームタウンとする男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)が5月7日、レギュラーシーズン全60試合を戦い終えた。
昨年9月下旬に開幕したBリーグの初年度となった今シーズン。年始の天皇杯(オールジャパン)、日本代表の国際強化試合を挟みながら、7カ月強にわたるレギュラーシーズンを駆け抜けた。
今月6日・7日に行われた最終節は、同地区5位の秋田ノーザンハピネッツ(秋田)とのアウェー戦となった。接戦となった初日は第1クオーター(Q)でリードを許すも第2Qで逆転に成功。同点で迎えた最終Qは、残り約2分で4点のビハインドの場面から正中岳城(しょうなか・たけき)選手、ディアンテ・ギャレット選手の連続得点で再び逆転し83対80で勝利を収めた。「気持ちが入った試合になった」(竹内譲次選手)最終戦は、序盤からリードを奪うと第3Qには27得点とオフェンスが爆発。最終Qには、セオン・エディ選手がシーズン初得点をマーク。78対52と秋田に大勝した。
この結果、レギュラーシーズンは44勝16敗、東地区2位。リーグ全体4位でのチャンピオンシップ(CS)進出が確定した。
今月13日・14日に行われるCS初戦はホームアリーナの国立代々木第二体育館(渋谷区神南2)で、中地区2位の三遠ネオフェニックス(三遠)を迎える。レギュラーシーズン中の三遠との戦績は2戦2勝だが、伊藤琢磨ヘッドコーチは「昨年12月に対戦した時とは(相手も)うちもメンバー含めて異なる。3ポイントシュートが入る印象を持っているので、そこをケアしていくよう対策を練っていく」と話した。
A東京は、CS出場の8つの「GOOD」のチームから、王者になる一つの「GREAT」なチームになるという意味を込めた「GOOD TO GREAT」をスローガンにCSを戦う。