青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で4月22日、男子プロバスケ「Bリーグ」のサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と川崎ブレイブサンダース(川崎)の試合が行われた。来場者数は2011人。
今月8日・9日の横浜戦、15日・16日の新潟戦を4連勝で迎えたSR渋谷。Bリーグの初代王者を決めるチャンピオンシップ出場権獲得に向け、同じ中地区2位の三遠ネオフェニックスに1ゲーム差まで詰め寄っているが、第1クオーター(Q)で20点差を付けられる苦しい展開となった。
第2Q、満原優樹選手とベンドラメ礼生選手の3ポイント(P)シュート3本や、スチール(相手の攻撃中にボールを奪う)からのアキ・チェンバース選手のダンクなどで勢いをつけると、第3Qには、リバウンドやスチールからロバート・サクレ選手やアイラ・ブラウン選手がダンクを決め、場内を盛り上げた。
17点ビハインドで迎えた最終Q。リバウンドやスチールなどディフェンスからからチャンスを作り、満原選手、チェンバース選手の連続3Pなど、同Qのみで30点を挙げる追い上げを見せるも80対87で敗れた。
BTテーブスヘッドコーチは「残念な出だしになってしまったが、2~4Qは得点を上回れた。これを40分続けることが大事。(川崎は)倒せない相手ではない」と手ごたえを感じている様子。満原選手も「第1Q、シュート1本から最後までくらいついていけば、(川崎を)引き離すこともできるはず」と自信をうかがわせる。
満原選手この日、チームトップとなる23得点をマーク。中でも3Pは7本中5本を決め、テーブスHCも「想定外だった」と評価。「(自分の)得点は気にしていない」という満原選手だが、ここ数試合シュートを決めきれずもどかしい思いをしていたようで、「周りの選手が作ってくれたノーマークで(シュートを)確実に決められたことは大きかった」と振り返る。ブラウン選手も「今日は満(原選手)が頑張ってくれた」とたたえた。
序盤からアグレッシブなプレーを見せ、16得点を挙げたチェンバース選手は「(第2Qのダンクで)いい感覚を掴めたので、それを続けていきたいと思った。いつもやること変わらないが、オープだったらシュートを打つことができた」と言い、明日に向けて「今日の中盤で出来たことを出だしからやることが大事」と話した。
両チームは明日23日も同所で試合を行う。