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「パリ市庁舎前のキス」で知られる仏写真家ロベール・ドアノー 渋谷で実録映画上映

ドアノーが撮影した「パリ市庁舎前のキス」©2016/Day For Night Productions/ARTE France/INA©Atelier Robert Doisneau

ドアノーが撮影した「パリ市庁舎前のキス」©2016/Day For Night Productions/ARTE France/INA©Atelier Robert Doisneau

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 東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)や渋谷・円山町のミニシアター「ユーロスペース」(渋谷区円山町)で4月22日、ドキュメンタリー映画「パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>」が上映される。

パブロ・ピカソら著名人のポートレートも手掛けている

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 仏写真家ロベール・ドアノー(1912-1994)のドキュメンタリーとなる同作。

 ドアノーはパリの私立学校エコール・エスティエンヌでグラフィック・アートを学び、写真家の助手を務めた後、自動車会社ルノーのカメラマンなどをへて1939年に独立。「ヴォーグ」などでファッション写真を手掛けたほか、パブロ・ピカソ、アルベルト・ジャコメッティ、イヴ・サン=ローラン、クリスチャン・ディオールなどのポートレートも撮影。1950年に米雑誌「ライフ」の依頼で撮影し、1980年代にポスターとして発売された「パリ市庁舎前のキス」で広く知られる。

 同作では、撮影風景やインタビューなど当時資料映像や、仏女優サビーヌ・アゼマさんら親交のあった著名人のインタビューを通してドアノーの写真家人生と「撮影の秘密」に迫る。作中に登場する写真は35万点あるというネガフィルムの中からセレクトしたという。

 メガホンを取ったのはドアノーの孫娘で、ジャーナリストや展覧会のキュレーターとして活動しているクレモンティーヌ・ドルディルさん。同作品が初監督作品となる。

 初日の22日は、公開に合わせてドルディルさんが来日し、両館でトークショーを開く。ドルディルさんに加えて、ユーロスペースでは作家の堀江敏幸さん、東京都写真美術館では写真家のバービー・山口さんと平間至さんをそれぞれゲストに招く。

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