表参道駅近くに4月20日、トーストサンドイッチ専門店「トーストサンドイッチバンブー」(港区北青山3、TEL 03-6447-2922)がオープンした。経営はレストラン事業を展開するインターナショナル青和(渋谷区神宮前5)。
今年で40周年を迎えるイタリアンレストラン「表参道バンブー」(同)を手掛ける同社の新業態となる同店。表参道バンブーは1977(昭和52)年、パンや具材を選べるセルフスタイルのサンドイッチ専門店「サンドイッチハウス」としてオープンし、2005年にイタリアンレストランへリニューアルした背景を持つ。
かつての利用客から「あのサンドイッチをもう一度食べたい」という声があったことや、今年40周年を迎えることなどからサンドイッチ店の出店を決め、コンビニと高級店の間のスタイルとして「トーストサンドイッチ」に着目した。表参道で創業したこともあり、同エリアを中心に出店場所を探したという。
店舗面積は40平方メートル。テークアウトが中心だが、10~15人ほどのイートインスペースも用意する。ファサード上部には「表参道バンブー」などでも使っている書体で「bamboo」のサインを掲出。店内は、白色と木目を基調に「温かみがあり落ち着きがありながらカジュアルな雰囲気」に仕上げた。
サンドイッチは、店頭の鉄板でオーダーを受けてから客の目の前で作るのが特徴。レタスやニンジン、ピクルス、チェダーチーズなどと、選べるメインの具材(照り焼きチキン・グリーンペッパーポーク・ツナマヨのいずれか)を挟む「定番サンド」(850円)や、「サンドイッチバンブー」で人気を博していたという味を再現した「エビアボカド1977」(1,080円)、3種からソースを選べ、レタスと殻ごと食べられる揚げたソフトシェルクラブを挟む「ソフトシェルクラブ」(1,480円)を用意。食パンはバターに砂糖をまぶして焼く。メニューは積極的に増やしていく予定で、客の声を聞きながらパンや具材も変えていく考え。
ドリンクは、自家製ジンジャーエール(400円)やコーヒー(350円)、「インドの青鬼」(580円)、ハイネケン(480円)などのビールなどをそろえる。客単価は1,000円~1,500円ほどを見込む。
同社広報の牧野霞さんは「出来上がるまでの過程を見ながら、鉄板で焼く音や立ち上る匂いなど五感をフルに使って味わっていただければ」と呼び掛ける。同社は今後、駅ビルなどへの出店も視野に入れている。
営業時間は10時30分~22時30分。