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アルバルク東京、千葉に連敗 チケット完売でシーズン最多3200人超来場

終始劣勢を強いられた中で28得点でチームをけん引したディアンテ・ギャレット選手(中央右)

終始劣勢を強いられた中で28得点でチームをけん引したディアンテ・ギャレット選手(中央右)

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 国立代々木体育館第二体育館(渋谷区神南2)で4月15日・16日、男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)と千葉ジェッツ(千葉)が対戦した。両日ともにチケットは完売し、16日にはA東京今シーズン最多となる3258人が来場した。

第2Qでダンクを決めたジェフ・エアーズ選手

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 東地区2位のA東京と同3位の千葉との直接対決となった今節。初日の15日は延長戦の末、81対87で千葉が勝利を収めた。リベンジを掛けて挑んだ2日目、A東京・伊藤琢磨ベッドコーチ(HC)が「前半が全てだった」と振り返ったように、立ち上がりで千葉にリードを許すと終始追いかけるゲーム展開となった。

 第1クオーター(Q)、田中大貴選手がドライブ(ドリブルでディフェンスを抜くプレー)でディフェンスを引き付けてザック・バランスキー選手の得点をアシストしたり、フェイントでディフェンスを外して3ポイント(P)を決めたり、スチール(相手の攻撃中にボールを奪う)でチャンスを作ったりするなどアグレッシブにプレー。第2Qでは、ジェフ・エアーズ選手、トレント・プレイステッド選手が気迫のダンクを見せるも5連続得点を許すなど、30対43で前半を折り返す。

 激しい攻防となった後半。松井啓十郎選手やディアンテ・ギャレット選手などの3Pを中心に得点を重ねるも、第3Qで千葉に連続得点を許すなど点差を縮めることができないまま最終Qに突入。中盤にギャレット選手のダブルクラッチ(空中でフェイントしてからのショット)、田中選手の連続3Pなどで一時4点差まで追いつくも一歩及ばず、78対84で2連敗を喫した。

 伊藤HCは「前半入り方があまりにも悪すぎたのと、ルーズボールやリバウンドが取れず相手をのせてしまった。後半よく巻き返したという見方もできるが、この戦い方ではチャンピオンシップ(CS)は勝ち抜けないのでしっかり反省しなければいけない」と話した。

 残り16秒、4点差の場面でフリースローを3本全て外した田中選手は「自分のミスもあって勝ちきれず、本当に残念」と悔しさをにじませ、「次に対戦するときはやり返したい」と闘志を燃やす。残り7試合となったレギュラーシーズン。「残りのリーグ戦をいい形で戦うことは重要。もう一段階ギアを上げていけるように準備して毎試合臨みたい」と気持ちを引き締めた。

 第2Qでダンクシュートを決めたトレント選手は「自分の役割は試合に出た際に、いかにエネルギーを与えるかということ。それはできたと思うが、イージーミスもあったので反省する部分もある。最終的に負けてしまったので勝たなければ何も意味がない」と振り返る。入団から1カ月が過ぎ、「かみ合わない部分がところどころにあるので、いかに安定してプレーするかがCSに向けての課題」と現在の感触を話した。

 今シーズン最後のホーム戦となる栃木ブレックス戦は5月3日に行われる。チケットはすでに完売。

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