東急線・東京メトロ線渋谷駅とハチ公前広場をつなぐ8番出入り口のエスカレーターと地下コンコースの動く歩道が3月31日、供用を開始した。
渋谷駅のバリアフリー化、利便性向上を図っている東急電鉄が設置したもの。東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線とハチ公前広場をつなぐ8番出入り口は、それまで階段しかなかった地下1階から地上にかけて約10メートルの上下エスカレーターを設置。
動く歩道は、地下3階の渋谷ヒカリエ1改札付近から地下2階宮益坂中央改札までの緩やかな傾斜になっているコンコースに、一方方向で約20メートル整備した。
同社はほかにも、道玄坂改札口付近(地下2階)からスクランブル交差点周辺の地上6番出入り口をつなぐエレベーター、田園都市線・半蔵門線ハチ公口改札前(地下2階)から地下1階をつなぐ上下エスカレーター(供用開始予定は2018年春)、東急線・東京メトロ線とJR線との主要乗り換え経路となっている渋谷駅東口の14番出入り口上下エスカレーター(同2017年夏)の整備も進めている。併せて2019年度には、14番出入り口にエスカレーターの増設やエレベーターを新設した縦導線「アーバン・コア」の整備も予定する。