渋谷・宇田川町のミニシアター「アップリンク」(渋谷区宇田川町)で3月18日、ドキュメンタリー映画「すべての政府は嘘をつく」が公開される。
1940~80年代の米ジャーナリストI.F.ストーンの信念「すべての政府は嘘をつく」をタイトルに掲げる同作は、ストーンの報道姿勢を受け継いだ、現代の独立系ジャーナリストたちの闘いを追ったドキュメンタリー。
昨年の米大統領選が行われている時期の撮影ということもあり、ドナルド・トランプ大統領の支持者にインタビューしたり、米軍のドローンによる民間人殺害を証明するため難民キャンプを取材したり、米政府がNSAを使い米国民の通信データを集めていることを内部告発・暴露した、「スノーデン事件」のエドワード・スノーデンさんを取材する姿などを収めている。昨年、トロント国際映画祭やアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭に正式招待を受けた。
メガホンを取ったのはフレッド・ピーボディ監督で、オリバー・ストーンさんが製作総指揮を務めた。劇中には、マサチューセッツ工科大学名誉教授ノーム・チョムスキーさんやマイケル・ムーア監督、報道番組「デモクラシー・ナウ!」創設者エイミー・グッドマンさん、元「ワシントン・ポスト」記者カール・バーンスタインさんらが出演している。