渋谷をホームタウンにする男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京(A東京)に新規加入した外国籍のジェフ・エアーズ選手とトレント・プレイステッド選手が3月2日、ホーム戦デビューを前にインタビューに応じた。
トロイ・ギレンウォーター選手、アンドリュー・ネイミック選手の退団後、「新たな補強」として両選手と契約したA東京。両選手は2月中旬に来日し、同25日・26日に行われたアウェーでの滋賀レイクスターズ戦に出場。今月5日・6日には、ホームアリーナである国立代々木第二体育館(渋谷区神南2)で行われるリンク栃木ブレックス(栃木)戦を控えている。
滋賀戦は1勝1敗だったが「手応えを感じた」というエアーズ選手。リーグ後半戦での入団に「(チームメートと自分たちが互いに)慣れることが第一優先。その中でいかに早くアジャストできるか。チームケミストリーや仲間意識などは問題ないと思うが、それをコート上で表現できるかどうか」と話す。プレイステッド選手も「まだかみ合っていない部分があるが、歯車がかみ合えば良い結果が出せる」と自信をのぞかせる。
エアーズ選手はイン・アウト両方サイドでプレーできるが、「今はインサイドを中心にやっている」と言い、「ビッグマンとしては走れることも持ち味」と分析。プレイステッド選手は「(チームに加わった)初日に『必要とされることは何でもやる』と伝えたが、特にリバウンドは自分の長所だと思っているので、しっかり貢献したい」と意欲を見せる。
A東京からのオファーは「ありがたいとも思ったが驚いた」と振り返るエアーズ選手。リーグやチームについて調べるうちに「良い印象が得られた」ことから入団を決めたという。プレイステッド選手は「妻の許可がないと何もできないが日本はOKとハンコをもらった」と笑いを誘いつつ、「妻とも相談して、直観的に日本でプレーしてみようと思った」と振り返る。来日時には生後6カ月の長女が飛行機内で大泣きしてしまったというエピソードも。
日本での生活はまだ日が浅いが、エアーズ選手は209センチ、プレイステッド選手は211センチと共に長身であることから、扉の上部などに頭をぶつけているようで、エアーズ選手は「ヘルメットを用意してほしい」と言ったという。「食事は何でもトライしている」というプレイステッド選手はすしやラーメン牛丼などが気に入った様子で、「食べることが好き」なエアーズ選手は、ラーメンを箸で食べ、カレー専門チェーン「ココイチ」にはすでに2回ほど行っているという。チームでもメキシコ料理を食べに行き交流も図ったという。
栃木には前回2月22日の試合では76対77と競り負けている。エアーズ選手は「リベンジではないが、そこも踏まえてホームでは2勝したい」と闘志を燃やす。プレイステッド選手も「何が何でも勝ちたい。勝つために一生懸命努力するので見守ってほしい。常にベストなプレーを心掛けることを約束する」と意気込んだ。
栃木戦の試合開始時間は、5日=18時、6日=19時15分。観戦チケットはホームページなどで発売中。