Bunkamuraで「ムーミン」バレエ、今春公演へ キャラクターがトウシューズで踊る

(左から)小守麻衣さんが演じる「スノークのおじょうさん」とユッカ・シウコサーリ中日フィンランド大使

(左から)小守麻衣さんが演じる「スノークのおじょうさん」とユッカ・シウコサーリ中日フィンランド大使

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 渋谷「Bunkamuraオーチャードホール」(渋谷区道玄坂2)で2月27日、バレエ「たのしいムーミン一家~ムーミンと魔法使いの帽子~」の記者発表会が行われた。

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 フィンランド独立100周年記念事業の一環として、フィンランド国立バレエ団が来日上演する同公演。同作は、2015年に原作者トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して制作した「ムーミン谷の彗星」に次ぐ2作目となるバレエと「ムーミン」のコラボレーション作品。キャラクターの着ぐるみを着たバレエダンサーが踊るのが特徴。

 世界初演となる同作は、ヤンソンのムーミン・シリーズ第3作「たのしいムーミン一家」に基づいて制作。同バレエ団の芸術監督ケネス・グレーヴさんが演出・振り付けを担当するほか、美術の一部にはヤンソンの原画を使い衣装や音楽もオリジナルで作る。ムーミンファミリーをはじめ、ちびのミイ、スナフキンらのキャラクターが登場する。

 同作では、日本人バレリーナ小守麻衣さんが「スノークのおじょうさん」を演じる。着ぐるみを着て踊ることは「視界が狭く床が見えないのが怖いのと、暑くて呼吸が大変」だと言い、「大きくはっきり動くことで伝えたい思いを表現すること」を心掛けているという。「ムーミンを知っている方は多いと思うが、バレエだとどうだろうと思う方もいるかもしれない。(バレエを見る)きっかけになれば。ムーミンたちのかわいらしさがあるので、多くの方に足を運んでいただきたい」と呼び掛ける。

 公演は、「北欧バレエ・ガラ」との2部構成となる。ガラでは、古典バレエ「白鳥の湖」「ドン・キ・ホーテ」に加え、フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス作曲「レンミンカイネン組曲」の第2曲「トゥオネラの白鳥」、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーの交響曲第6番を使う「悲愴(ひそう)」など5曲で構成する。

 公演期間は4月22日~25日(6公演)。鑑賞料は、S席=9,000円(、A席=7,000円、B席=5,000円ほか。現在プレイガイドなどで販売している。

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