原宿駅前の「たまごっち」のオフィシャルショップ「たまごっちデパート原宿」(渋谷区神宮前1)が2月26日、閉店する。経営はバンダイ(台東区)。
「たまごっち」は1996年に発売され、女子高生を中心にブームを巻き起こした携帯型育成ゲーム。そのキャラクターが「店内にいっぱい存在する」ことをコンセプトに、さまざまなグッズを取り扱っていた「たまごっちデパート」。
原宿の店舗は2008年9月、東京ドームに出店していたショップを移転する形で同所にオープン。2012年にはビルの建て替えに伴い竹下通り沿いに一時移転。2014年11月、建て替えが終わった現在のビルで営業を再開していた。
近年の訪日外国人旅行客の増加と共に外国人客の来店も増え、レジ通過数のうち35%以上が訪日外国人客だったという。昨年には、米俳優らが「たまごっち」を身に着けていたことが話題となったこともあり、本体の購入客が増えていたという。
実店舗は名古屋や東京駅などにも出店していたが、より幅広い人が利用できるようウェブのオフィシャルショップに店舗機能を集約するため、実店舗の閉店を決めた。店頭には「ご愛顧ありがとうございました」という文字と共に「まめっち」がお辞儀しているイラストを掲出したポスターを張り出している。
引き続き、「たまごっち」本体は各地の玩具店で販売するほか、「たまごっち」の遊びを拡張する「Tamagotchi Station」の設置なども行っている。
営業時間は11時~19時。同店では一部商品を除き半額となる「サンキューセール」を行っている。