糸井重里さん率いる「ほぼ日」、3月ジャスダック上場へ

「ほぼ日」の社長・糸井重里さん

「ほぼ日」の社長・糸井重里さん

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 コピーライター糸井重里さんが社長を務めるウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営を手掛ける「ほぼ日」(港区北青山2)が3月16日、東京証券取引所ジャスダックに上場することが決まった。承認日は2月13日。

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 1979(昭和54)年に糸井さんの個人事務所として設立した糸井重里事務所が前身となる「ほぼ日」。1998年に「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げ、2001年に「ほぼ日手帳」の販売を開始。2003年には出版事業を始め、2011年の東日本大震災後には「気仙沼のほぼ日」を立ち上げ気仙沼の情報を発信。2014年と2015年には店舗兼イベントスペースとなる「TOBICHI」「TOBICHI2」を南青山に出店。昨年、犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」の配信を開始。同年12月「ほぼ日」に改名した。

 ウェブサイトでは、糸井さんのエッセーや対談、自社商品の紹介などを掲載。収入源は商品販売で、売り上げの約7割を占める主力商品の「ほぼ日手帳」は、昨年度版は約61万部(売上高26億463万1,000円)を販売したといい、そのほか書籍やアパレル食品、家庭用品などの生活関連商品を中心にネット通販をメインに販売している。昨年8月期の売上高は37億6,750万7,000円。

 新規発行株式数は25万株で、想定発行価格は1株2,300円。新規発行などで6億円超の調達を見込む。調達資金は既存サービスの拡充や、新規顧客開拓に向けたスマートフォンアプリと連動した商品開発、新コンセプトの展示イベントに必要な人件費などに充てる予定。

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