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サンロッカーズ渋谷、元NBAサクレ選手ホーム戦デビュー 伊藤選手も復帰

第3Qでリングを大きく揺らす豪快なダンクを決めたロバート・サクレ選手

第3Qでリングを大きく揺らす豪快なダンクを決めたロバート・サクレ選手

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 青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で1月21日、サンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と仙台89ERS(仙台)の試合が行われた。

約1カ月半ぶりに復帰した伊藤駿選手

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 同所をホームアリーナとして使うSR渋谷は今月3日から、「第92回天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会(オールスタージャパン)」に出場しベスト8入り。今月12日には、元NBAプレーヤーのロバート・サクレ選手と、「特別指定選手」として筑波大学の杉浦佑成選手が入団し、昨年12月上旬からひざのけがで戦線を離脱していたキャプテンの伊藤駿(たかし)選手も復帰しての今年最初のホーム戦となった。交流戦となる今節の対戦相手はB1東地区の仙台。来場者数は1902人。

 第1クオーター(Q)から「フィジカルにやってプレッシャーをかけていこうと計画していた」(BTテーブスヘッドコーチ)というが、開始直後から9連続得点を許してしまい「ゲームが難しくなった」(同)この日。第2Qには、アイラ・ブラウン選手が2本のダンクを決めるなど気迫のプレーを見せるも点差は開き、35対45で前半を折り返す。

 サクレ選手のダンクも飛び出した第3Qは、6得点を挙げたほかスチール(相手の攻撃中にボールを奪う)3本決めるなどした広瀬健太選手、積極的にゴールにアタック粘り強いディフェンスを見せたアキ・チェンバース選手がチームを引っ張り、試合を振り出しに戻した。逆転を図った最終Qだったが、開始直後にまたも連続得点を許してしまう。そうした中躍動したのはベンドラメ礼生選手。セットプレーからの3ポイントシュートなど同Qだけで15得点を挙げた。サクレ選手も積極的にゴールへアタックし、9得点をマークしたが、仙台には一歩及ばず80対84と惜敗した。

 終了後、BTテーブスHC、選手共に「ターンオーバー(オフェンスミスで攻守が入れ替わること)が多かった」と口をそろえたこの日。BTテーブスHCは「プレッシャーをかけられながらも、ボールをしっかり丁寧に扱わなくては今日のようにターンオーバーを繰り返すことになる」と反省点を挙げた。

 「(ホームで)プレーすることが待ち遠しかった」というサクレ選手。仙台の厳しいディフェンスに攻めきれない場面も見られたが、「試合を重ねるごとにコンディションは整っていくと思う」と言い、「負けたことでフラストレーションはたまる部分はあるが、新たな気持ちで明日の試合を向かえたい」と意欲を見せた。

 昨年11月末の試合で左膝内側の副じん帯を損傷した伊藤駿(たかし)選手も約1カ月半ぶりに復帰。ティップオフ前には、「Welcome back(おかえりなさい)」と書いたボードを掲げたファンたちに迎えられ「素直にうれしかった」という伊藤選手。予定より時間がかかった復帰に「もどかしい部分はかなりかったが、客観的にチームを見て、プレーヤーに声を掛けるようにした。皆には申し訳なかったが、自分としてはプラスにできた」と振り返る。

 伊藤選手の休養中、清水太志郎選手と共にその穴をカバーしていたベンドラメ選手は「自分としてはチャンスだった。渋谷のメインガードとして定着したいし、チーム内で競争があるのはうれしいこと。ゲームメークや試合状況を冷静に見るなど、ガードらしいガードを意識しようと思ったが難しかった」と話す。この日は伊藤選手と共にコートに立つ時間も見られた。「駿さんがガードしているうちは、リングに向かう姿勢は常に意識した。駿さんもそれをわかってリードしてくれるので、アタックのことだけを考えられた」とも。

 ハーフタイムにはキッズチアダンスチーム「GIRLS DANCE COLLECTION」と青山学院大学体育会チアリーディング部「REESES(リーセス)」がパフォーマンスを披露した。

 両チームは、明日22日にも同所で試合をする。

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