SHIBUYA109(渋谷区道玄坂2、以下109)で1月2日、初売りが行われ、福袋やバーゲン目当ての客が行列をつくった。
福袋の中身を確認しサイズの合わない服などを交換する「交換会」も
例年、前日から並ぶ「徹夜組」も多く見られる109の初売り。今年は80以上のブランドが福袋を用意。例年同様「ミツマル イング プレミアムストア」がオープン前に先陣を切ってエントランス横の階特設会場で販売を始めたほか、「セシルマクビー」が特設会場で福袋販売を行うなど混雑回避を図った。4階に出店している「ワンスポ」の福袋は、オープン後20分もせずに完売する人気ぶりだった。
今年の全館オープンは昨年と同じく通常の2時間前倒しとなる8時で、元日18時ごろから並んだ人を筆頭に1600人ほどが行列を作った。オープンと同時に多くの客が館内に足を踏み入れると、警備員らが「ゆっくり進んでください」と呼び掛ける声や、館内各ショップ店員の「福袋、こちらです」などの声で館内はにぎわいを見せた。
9時過ぎには、購入した福袋を抱えた来店客が同館エントランス付近の広場で福袋を開封し中身をチェックする姿が見え始め、趣味やサイズが合わない服などを交換し合う「交換会」が始まった。
4年連続の初売り参加という大熊芹奈さん(大学1年)は「エゴイスト」の福袋を購入。「交換できるのは109だけだし、ここに来ることで正月を迎えた気分になれる。学生のうちはは来るかな」と話した。大熊さんの友人で始発に乗って5時30分ごろに到着したという石渡由貴恵さん(同)は、黒のコートをなかなか交換できない様子で「あと30分くらい粘ってみる」とも。
友人と2人で来館した梅内きこさん(高校2年)は普段から109に買い物に来ているものの、初売りは初めてという。この日は「ワンウェイ」の福袋を購入し、2点を交換。「1万円以上のコートも入っていてお得だと思ったので来年も来たい」と満足げな笑顔を見せた。
年々外国人の姿も多く見られるようになっているが、今年は同日始まったバーゲンでアイドルグループ「乃木坂46」の中から選ばれたメンバー10人で結成したユニット「乃木坂46 SHIBUYA109福神 produced by TGC」とコラボレーション。先着でオリジナルショッパー(ショップ袋)を配布したほか、限定ショップをオープンしていることもあり、男性客も目立った。
営業時間は10時~21時。