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サンロッカーズ渋谷、大阪に1勝1敗 ベンドラメ礼生選手1カ月ぶりに復帰

約1カ月ぶりに復帰したベンドラメ礼生選手(右)

約1カ月ぶりに復帰したベンドラメ礼生選手(右)

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 青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で12月10日・11日、男子プロバスケ「Bリーグ」のサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)と大阪エヴェッサ(大阪)の試合が行われた。

果敢にゴールに攻め込む清水太志郎選手

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 同所をホームアリーナとするSR渋谷のホーム戦。交流戦としてB1西地区の大阪エヴェッサを出迎えた。来場者数は1日目=1698人、2日目=1757人。

 右肩のけがで戦線を離脱していたベンドラメ礼生選手が約1カ月ぶりに復帰した今節。「ベンチから見ていて、自分ならああしたい・こうしたいと考えていた」(ベンドラメ選手)という思いがプレーに表れたかのように、第1クオーター(Q)約3分30秒で途中出場したベンドラメ選手は、放ったシュートが全て決まり6得点を挙げたほか、アシストやリバウンド、スチール(相手の攻撃中にボールを奪う)などでチームに貢献。序盤から流れに乗ったSRの勢いは劣ることなく第2Qは、大塚祐土(ゆうと)選手が3ポイント(P)を3本決めるなど好調ぶりをアピール。

 後半も勢いが落ちることのなかったSR渋谷。第3Qは、両チームともに19得点と点差は開かず71対49と22点差で迎えた最終Qも大阪を17得点に抑えるディフェンスと、20得点を挙げる集中力を見せ、出場した全選手が得点を挙げるチームバスケで大勝した。

 SR渋谷のBTテーブスヘッドコーチ(HC)は、初日を「ベンチから出た選手含めて勝つために貢献してくれた」と評価。多くの声援に迎えられたベンドラメ選手。10年ほどのバスケ人生で約1カ月試合を離れるのは初めてだったというが、「シュートが入ってリズムに乗れた」と振り返り、「持ち味のディフェンスとアグレッシブなプレーで(試合に)違う流れを呼び込みたい」と意欲を見せた。大塚選手は「シューターとして決められたのは良かった。自分もいい仕事ができた」と控えめに話した。

 膝をけがしている伊藤駿(たかし)選手に加え、同じくキャプテンの広瀬健太選手が体調不良で出場できない中で迎えた2日目。前日の快調から一転、なかなかシュートを決めきれずスロースタートとなりながらもベテランの清水太志郎(たいしろう)選手が3Pを2本決めるなどチームを引っ張る。しかし、大阪の相馬卓弥選手の3Pを止めることができず25対39で残半を折り返す。

 逆転を狙う後半。3Pを含む満原優樹選手の得点など序盤から果敢に攻め込むが大阪も追随を許さず一進一退の攻防となる。スチールで攻撃の起点を作ったベンドラメ選手はルーズボールに飛び込むなどアグレッシブなプレーで場内を沸かせた。最終第4Qはアキ・チェンバース選手が9得点を挙げる活躍を見せるも大阪の勢いを止めることができず、61対78で黒星を喫した。

 伊藤選手に代わりスターティングメンバーとして出場している清水選手。「長いシーズンということもあり準備はしていたので驚いてはいない」と冷静ながらも、伊藤・広瀬両キャプテンが不在の試合に「(選手)それぞれ声掛けは分かっていたと思うが、自分がやらなきゃいけないという思いが空回りした部分もある」と振り返る。

 「同じ相手、同じチームでこんなにゲームが変わるのはチーム力が足りていないということ」と言い、「2連勝するにはエナジーがいる」と連勝の難しさを語る。10得点を挙げるも「『あのシュートを決められれば落ち着かせられたのに…』という思いの方が大きい。シュート一本一本の重みを感じた」とも。次のホームゲームが年内最後の試合となる。「ホームで迎えられるのは大きなこと。見に来ていただくためにも来週のアウェーを勝って戻ってきたい」と意気込んだ。

 BTテーブスHCは「昨日良かった相馬選手への対策をしきれなかった。第2・3Q、大阪が外国人1人の時間帯に、ゾーンに対する自分たちのプレーが出来なかったこと、ディフェンスができず得点的に負けてしまったことも残念。あらゆるシュートを落としすぎた」と肩を落とした。

 初日を「恥ずかしいゲーム」と言い切った大阪・桶谷大HC。2日目は「ロッカールームから正しい姿勢でバスケをしようと心掛けた。ルーズボールへの意識も高く、アクティブに取りにいけた」と話した。

 次回のホーム戦は12月23日・24日の滋賀レイクスターズ戦。24日の試合終了後には、選手全員が参加するクリスマスパーティーも予定している。

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