渋谷にイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」 お台場から移転

コーポレートカラーのオレンジを随所に取り入れた店内

コーポレートカラーのオレンジを随所に取り入れた店内

  • 0

  •  

 渋谷・明治通り沿いの商業施設「cocoti(ココチ)」(渋谷区渋谷1)4階に12月7日、イベントスペース「東京カルチャーカルチャー」(TEL 03-3599-2390)がオープンした。経営はニフティ(新宿区)。

190インチのスクリーンを採用したステージ

[広告]

 「カルカル」の愛称で知られる同施設は2007年、台場にオープンして以降「ネットとリアルをつなぐ」をコンセプトに、ネットのコミュニティーで活躍する人とファンをリアルにつなぐ場所として展開。プロデューサー自らイベントを企画・運営するスタイルや、飲食をしながらイベントを楽しむスタイルが特徴。

 お台場で営業していたころは「(目的客が)わざわざ来ていた」といい、「カルチャーを生み出してきたこの街(渋谷)でやりたい」(三竹兼司社長)と同エリアに移転した。

 店舗面積は約200平方メートルで、席数は150席。天井高最高約9メートルの空間で、「洗練さの中にも、お台場のようなゴチャゴチャ感」を残したという店内には、ロゴの形状(長方形)やコーポレートカラーであるオレンジを随所に取り入れる。ステージ近くにはロゴの長方形モチーフにしたオレンジ色のオブジェを象徴的に配置し、ステージでは190インチの大スクリーンを採用。壁面にはお台場で使っていた看板を取り外して移設。エントランスに設置した手作りの看板は、ネットにつながっているIoTで、同スペースのフェイスブックページで投稿に「いいね!」をすると点滅する仕組みになっている。

 これまで、サブカルや「小さな」趣味、嗜好(しこう)をテーマにしたトークを中心としたイベントを開催。約10年で2000本以上のイベントを開き、延べ16万8000人以上が来場したという。「『渋谷』であることを意識した」イベントや企業とコラボレーションしたイベント、アイデアソンなどシリコンバレーやオープンイノベーションなどをテーマにしたイベントの拡充も図る。これまで夜のみのイベント開催だったが、今後はほぼ毎日、昼と夜にもイベントを行っていき、年間400本を目指すという。

 一新したフードは、ローストビーフ丼(980円)やローストビーフずし(580円)、ガーリック枝豆(540円)、生ハムサラダ(600円)、若鶏の唐揚げ(540円)、タイ風焼きそば「パッタイ」(840円)、チョコアイスを添えるフォンダンショコラ(680円)、ビール(600円~840円)、グラスワイン(550円)、カクテル(580円)、ソフトドリンク(480円)などをラインアップ。ホール運営はZAPダイニングインスパイアー(渋谷3)に委託する。

 三竹社長は「(当施設は)ここ2・3年でイベント数・客数ともに倍増している」と言い、「いろいろなお客さんや企業をつないで、渋谷から日本発、世界に新しい通じるサービスを創出し、(コーポレートメッセージである)『ニフティとなら、きっとかなう。』を具現化していきたい」と意欲を見せる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース